始終不気味で、深淵がこちらを覗いているような感覚に。

隔絶された村社会の因習。
物語は最初から最後まで、じわじわ忍び寄るような不気味さに溢れています。
しかしながらそれを描写する文章は雰囲気たっぷりで趣があり、美しさを感じました。

恐ろしい匣、数え歌、神の存在……

まるで自分が調査員のように、真実に少しずつ近づいていく……。
最後は分かったような気にもなりましたが、続きが読みたくなる物語でした!

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