第--話「お話のカケラ」
ぐいぐい
じいぃぃぃ
ーーん?
「リディァは、△×な□+なんらよぅ!」
!?
「おや〜!
リディァ様ではないですか!
リディァ様、ァントヮアジュであるリシャ〜ルに何でもお申し付け下さい!」
くすくすっ
ーーえぇ‼︎
眼で合図された。
こいつ…助けない気だぁぁあ。
面倒くさいなぁ。
はぁ。
「んん!」
ーー抱っこかな?
はぁ。
はぃはぃ。
姫、陛下の所へ行きましょう。お待ちですよ。
じいぃぃい
ーー何⁇何⁇その眼。
この子の兄らしき少年に見つめられてる。
「ルゥナスだ!ルゥナスが現れたぞぉお!」
「そっちに逃げたぞ!ァントヮアジュ、捕まえるんだ!」
ーーえぇ‼︎
やれ、と?
あぁ、面倒くさい。
はぁ。
今日こそ、絶対捕まえてやるぞ。どこに逃げた?
ぴゅぅぅうん
「「キャアァハハァ!!!」」
さぁ、着きましたよ。
「甘えてしまってたみたいで、すいません…。
目を離した隙にマルクスまで…。」
「…まぁ…ソレイュったら!フフ!
今日も、お料理美味しかったわぁ!」
「嬉しい事言ってくれますね〜!
またノゥジェルで。楽しみにしてます〜!」
「ありがとぉおう!」
「ァビエント〜!」
……。
ーーソレイュに腕を掴まれ手を振らされる。
はぁ。
子供に絡まれた…。
酔っ払いの相手より疲れるかも。
「では、戻りましょうか?…ァントヮアジュ?」
ーーこいつ…。
こいつの相手までする気はない。
帰る。
「えぇ!!もう帰るのかモア?!ショコラ〜テ飲みかけだったろ。」
ーーあの空気の店内に戻る気はない。
帰る。ァ・デュ。
【裏側の世界】終期' xSx @mois-0000
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