第4話

私は別にそこまで結婚したい訳じゃない。


けどそうでもしないと生きていけないし、仕方ない。


でも、やっぱり


「お姉ちゃん、俺ね!新しい魔法を考えたんだ」


「へぇー?どんな?」


ユウの成長をこれからも見ていきたい。結婚して離れたくない


そして、ポンと音が鳴る。


「これって、服?」


「そう、お姉ちゃんが前に欲しそうにしてた服!!」


「・・・っ」


思い出す。一目惚れだった。あの服は・・・すごく欲しくて


でも、当然私なんかが着れる服じゃなくて


「これ上げるね。きっとお姉ちゃんに似合うと思うよ」


「・・・」


ーーー

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