第2話

周りの人達は、俺に羨ましそうな視線と

 「アイツ、苦手だわ」「何?修羅場?入ってすぐにこれはやばくない?」


と話してもないのにそんなことを言われている。確かに俺がそっちならそう思う


 そして、なんで俺の近くに座るんだよ、三人とも。そのせいで俺の周囲だけ座っている人が居ないじゃないか。


ーーーーーーーーー


 説明が終わり本日は解散になり、

  

 「カラオケ行こうぜ!」

早速周囲にカラオケに誘ってる人がいて、

 

「俺も、」


「大くん!待ってください」「大!!このあと一緒に帰るよ。」

「大ちゃん、一緒にデートに行こう」


一瞬で俺から距離を取られた。


 「自慢かよ?」「見せつけてる?」


 漏れてるぞ。


 

 結局俺は、この修羅場をみんなのカラオケには巻き込まず、一緒に行くことは出来なかった。そして俺は走った。元カノ3人を振り切り全力で走った。


ーーーーーーーーーーーー


 はぁ、単位の習得しっかり考えないとな。


 出来るだけ元カノ達と一緒にならないようにしよう。



そして、家に着くと、4人目がいる。


 「ねぇ、なんで私を置いていったの?」




 この4人目はすぐに新しい彼氏とは別れた。


 そして、一方的に


 【大学初日は一緒に行きましょう!私アンタの家まで行くから】


と言われた。


 あの時無視して返事はしてない筈だ。


 「幾らピンポンしても出て来ないと思ったら、先に行ってるなんて酷い。そのせいで私初日から欠席じゃない!!」


俺は無視をする。4人目は話しかけないでと言われたから。


「約束したじゃん!」


それが話しかけない約束だ。


元カノを無視して扉に入る。


 「私のこといつまで、無視するの?謝ったじゃん!」


その時も返事はしてない。


 「待ってよ!」


 扉を閉めた。


 「はぁー、疲れた。」


一気に脱力した

__________________


学校で授業受けなくていいやつは優先に考えてる。


 もう大学が行きたく無い。

 それにしてもなんで、元カノ達は俺のことを諦めることが出来ないんだ。自分達が相当酷い振り方をしたのを分かっていないのか?

 

 マジで諦めて欲しい。

ーーーーーーーー


 まぁやっぱり一緒の時はあるよな。


 席が自由なのにわざわざ俺の隣を座ってきた。

 しかも計画して時間ギリギリで来たが、普通に授業始まって堂々とこっちに移動してきやがった。逃げられない。


 「大くん。」


「・・・」


二代目、元カノ真風


 「また、私達の関係やり直しましょうよ。」


「・・・やり直さない。」


「酷い、昔は私のこと何度も一番好きって言ってくれたのに、」


「そうだな、他の元カノ達も言った。」


「あの子達に言ったのも仕方ないわよ。その時は付き合って無いんだし」


「俺はもうアンタこと好きになれないから。」


「せめて前ちゃんまではいいから、春風って呼んでよ。アンタ呼びはやめて欲しいな。」


「じゃあもう、呼ばない。必要な時だけ苗字で呼ぶようにする。」

出来るだけその機会も避けてやる。


 「それなら、まだいいか。」


俺は呼びたく無いが、流石にグループワークとかで一緒になったら苗字を呼ばないといけないからな。 

 グループワーク嫌だな。本当に嫌だ。

 

 これからの授業が気が重くなりそうだ。


 そうだ、サークルについて考えよう!!


 大学といえば、サークルだしな。

 


 

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