第3話

 「大くん、サークル何に入りますか?」

 二人目の元カノ 真風 前 だ。


 「入る予定ない」


 「嘘ですね。楽しいこととかそう言うこと大好きな、大くんが入らない訳がありません。」


 バレてる。元カノに理解されるとか最悪だ。


「入らない」


「まぁいいでしょう。」


何故上から目線


 「どこに入っても、私は追いかけますからね。」


本当に何でここまでまた俺に執着するんだよ。


 前の元カレはどうした?


 「いい加減、俺に関わるのやめてくれよ。」


「ストレートに言われると流石に落ち込みます。私が悪いと心底から思ってますから、それは勘弁してくれないでしょうか?」


 「嫌だ。」


 コイツにも新しい好きな人が出来たと言われて当時めっちゃ酷く振られて俺は物凄いショックを受けた。

 前回同じように振られたことで倍増だ。


 人によっては全く気にしない人もいるだろうが、俺は無理な人だった。


 「お願いですよ。」


「嫌だ。」


「キスしますよ。」


「本当に辞めて」

と言ってガチでしてこようとして来た。辞めろその汚い口で近づくな。

 

 「危なっ!!辞めろ」


「私、キスまではしてなかったです。」


 それは同時に相手にある程度は許した。そして、断れる状況にあったと言うことだ。

ーーーーーーーー

 高校1年の時、搭乗復縁を迫られた時


 俺は酷い別れことをしたが、再開出来て内心は嬉しかった。

本当は別れないといけない理由があったのかと期待をしていた自分がいた。


 【私は貴方ことが一番だと思い直しました。やり直させてください。】


 そんなことはなかった。


ーーーーーーーー


 「そんなことはどうでもいい!!諦めろ!!」


「諦めません!!絶対に」

_________

そして俺は何でこんなことを・・・


トイレに時々引き篭もることによってあの元カノ達を振り切っている。


 そして、俺は部屋を確認して動く。


 結局、人が全然居ないパソコン室に来た。


そして、人が入ってくる音がして一瞬やつらかと思ってヒヤッとしたが違うようだ。


 確か、同じ一年生の人だよな。 


ーーーーーー


 「どうしよう、どうしよう」


  凄く焦っているようだ。


 「大丈夫ですか?」


「・・・あ、あの・・・その」


そう言えば、今日までに登録しないといけないんだっけ。


 俺はとっくにやったけど。


 時間もギリギリだ。


 そして、この人起動の仕方も知らないみたいだ。学校でしたことはないのだろうか?


 「あのぉおそらく授業の登録ですよね。」


「・・・はい!そうです。」


とりあえず、パソコンを起動するが、


 「あ、そこ押すんですね。」


本当に知らないようだ。


 これは登録まで一緒にやってあげた方が良さそうだ。


 「ここ起動遅いんですよ。」


「え、それって間に合わないってことですか?」


「そうなりますね。」


「・・・そ・・そんなぁ」


「大丈夫です。俺のパソコンでやりましょう」


「・・・良いんですか??」


「はい、急ぎですしね。」


ーーーーーーーーーーーーー


 数分後


 「あのぉ、本当にありがとうございます!」


「良かったですね。とりあえず一度これを本部に提出してサインして来てください」


「はい!!」

 

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