第33話 愛すべきサブキャラたちよ、やすらかにあれ








  話は再びキャラクター関係に戻ろう。


 以前紹介した、香坂 凪沙と言うネーミングから、甲斐武田家をモチーフにしているが、もちろん他のキャラクターの傾向においても例に漏れず、ある学園もの的な作品、リトルビッチ・アンタッチャブルの作中において、武田家かよと突っ込むメタなエピソードもある。


 例えばそうだな、小幡 上総(オバタ カズサ)の元ネタは、武田二十四将からあやかり、リトビシリーズの準レギュラーを張っている。


 伊那 頼勝(イナ ヨリカツ)は、諏訪 四郎 勝頼こと、武田 四郎 勝頼が由来であり、別称である 伊奈 氏をモチーフに 伊那へ変更したのは、いつもの無料の姓名判断の結果から。


 他にもネームドキャラで馬場氏、土屋氏、飯富(オブ)氏、工藤氏(内藤氏)、小山田氏、原氏、一条氏、三枝氏等々……そうだね、あまりに甲斐武田家由来が多いからね、千住 明 氏の風林火山を流すといいかもね? HAHAHA!


 また、武田家由来があるのであれば、ライバル的なもので上杉家由来もあるのか?


 もちろんそういった発想から、異世界ものの主人公の名前は、上杉家由来だったりもした。


 例えばそうだな、上杉 不識庵 謙信の幼名からあやかり、虎千代と名付け、姓は居城であった春日山から春日を用いた。


 そちらについてはまた後程と言うことで、風見 日向子と後のエピソードで紹介するものを除き、歴史上の人物からあやかることが殆どである。


 もちろん戦国時代の日本だけでなく、ワールドワイドなネーミングもいくつか。


 例えばそうだね、吉府 鉄男(ヨシフ テツオ)、裏地 伶仁(ウラジ レイニン)なんてネーミングについては、もはや嫌な予感しかしないだろう? HAHAHA!


 赤い赤い共産趣味的なネーミング、ヨシフ・スターリンと、ウラジミール・レーニンをモチーフにしたものだから、こんな夜中に誰だろう?……的な、ジョークが捗るってものよ? HAHAHA!


 ちなみに吉府、裏地は名字として存在するらしいので、特に問題ないだろうという判断で採用した。


 おかげでキャラの濃いメンツが増える訳で、例えモブキャラであってもひとたび名前が付けば、爪痕を残してくれるような演者で成り立っていると言えよう。


 基本的に創作っぽいネーミングは……多分だけど、私はあまり用いない傾向なのだろうか?


 もっとも、海外出身、海外由来となれば、また違う話かもしれないけどね?───。








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