第26話 どこまで行ってもアホだけど、心やすらかだぜ?
◇
7つの作品が眠りにつき、これから眠らせる作品の予定は未定。
ここからはお蔵入りした作品のお話と失敗談を中心とした、あら フォウ かもんべいべ がお送りする、スタンダップコメディのようなものを引き続きよろしくお願いいたします。
たまに気になったこと、お題的なものを拾った即興劇もやっていこうと思うよ。
さて、今回はそうだな、大昔に書いていたけれど、眠りについたものの話をしようか?
当時の私は、人生経験が絶対的に足りないのは当たり前。
絶望したところでどうにもならない、抗え。
くるくる回る想像力をもってしても、描ける世界はとても狭くて窮屈だったんだ。
なによりも私は、それまで殆ど本を読まなかったことが祟り、熱意とは裏腹、空っぽに等しい知識と教養でなにをしようと言うのだ?
脳内に現れた無能な働き者が勝手に動き回り、フラストレーションが溜まっていく一方であった。
ハンス・フォン・ゼークト曰く、有能な働き者は参謀に、有能な怠け者は前線指揮官に、無能な怠け者は連絡係に、無能な働き者は即座に銃殺せよ……だったかな?
ああ、おかげで脳内に山が出来上がったものの、まるで銃弾が足りなくてね? HAHAHA!
流石になにか読むようになったりするんだけど、大前提として、私はアホである。
アホが読むものとは何か?
答えは至ってシンプル、自己啓発本だ!
これ、調べればいくらでも出てくるようなワードを並べただけのような代物でさ、自分に自信のないアホ共御用達と言ったところだ。
ああ、私はもちろん、自己啓発本に当たり前のことが書いてあるだけだろ?……と気付いたから安心してくれ!
この間も衝動買いした、読みもしない書籍の中に自己啓発本があったからね? HAHAHA!
なんとかはどこまでいってもアホ、おかげでネタには困らないぜ?
ああそうだな、昔家族に本を読めと耳にタコが出来るほど言われたけれど、「どのようなものから読めばいい?」と訊ねてみれば、「本を読みなさい」と返されたんだ。
おいおい、私の家族はRPGの村人か? HAHAHA!
例えばそうだな、漫画を読んでいれば馬鹿にされて嘲笑われたし、ゲームをしていれば嘆かれたし、どういう頭の構造をしているか知らないけれど、自身の理解に及ばないことを夢中になってやっている姿が嫌だったのだろう。
勉強を好きになれない幼き日の あら フォウ……って、なんか凄いパワーワードのような気がするぜ? HAHAHA!
おかげで漫画は焚かれないものの禁書扱い、テレビでゲーム脳がなんやの言ってた的なことで、散々詰められたものだからね?
もはやどちらが汚染されているのか、不思議なものだよ? HAHAHA!
結果として、勉強よりも抜け道を探すようになるのだから、教育っていうのは難しいね。
ま、そんな私も高校時代に反省文を書きまくったことで自信がついたのか、物語を書いてみようという発想に至るのは、もはや自然な流れだろ?
それじゃ、最初はどんなものを書き始めたのか、高校時代の思い出に聞いてくるからまた次回!───。
◇
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