第22話 私は疑問を力業で解決し、やすらかであった
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最初に言っておこう。
このエッセイは、決して創作論ではない。
カクヨムに投稿し初めて二年目程度のビギナー中のビギナーであり、義務教育で言ったらあと8年ぐらい足りないし、日々興味の赴くがままにまっしぐらな童心と好奇心を忘れず、吸収したいものを積極的に取り入れるお勉強は楽しいものだ。
お勉強と言うよりは、学びの楽しさというのか?
突き詰めていけばいくほどに、世界は広がっていくものであり、覚えたての頃の気持ちをそのままに、アウトプットして書き上げていけば……不思議となにかが出来上がる。
ああ、もちろん読みやすさは最優先だ、読まれればだけどね? HAHAHA!
そうして積極的にインプットしているとき、あるいはアウトプットするとき、ふと疑問が沸き上がってくるのだ……例えばそうだな、キャラクターの容姿がヨーロッパ系であり、それでいて海外出身風の名前が多いのにも係わらず、何故セリフに英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語、ロシア語等が無いのか?
そもそもここは日本であるから当たり前かもしれないが、当たり前に対して疑問を持つこと自体、一つの見方として悪くはない。
そんな訳でアホなりに考えてみた……結果、私の作品には当然アメリカ人設定がいるのだから、英語を喋らないのはおかしいよな?
よし、ならばエピソードの一つぐらいはさ、全部英語で喋れば解決だ! HAHAHA!……頭の中がフルハウスでゴーマイウェイな私は、早速意気揚々と始めたものの、結論から言えば大変苦労した。
まず前提として、私の英語力はそうだな……義務教育中に 1 を取ったよ?
ああ、no.1 ではなく、五段階、十段階の 1 だ。
相対評価から絶対評価に切り替わる過渡期の弊害かもね?
どういうわけか、先生方からの評判は芳しくなくてね?
それはともかく、当時の私はさ、どんだけ英語学ぶ気なかったんだよ!? HAHAHA!
……過去の学ぶ姿勢が、今になってかえってきて困った私は、グーグル先生に頼りつつ、悪戦苦闘しながらなんとか作り上げたが、正直言えば合ってるのかすらわからない。
しかし、こう言うときこそあれだ、人に頼らないとね?
そんな訳で早速、馴染みの飲み屋で知り合ったフィリピーノにお願いすれば、煙草一箱で快く引き受けてくれた。
餅は餅屋というのか、頼れる海外出身の友人と巡り合えて感謝である。
そうしてフィリピーノの友人にチェックしてもらえば、出てくる出てくるスペルミス!
ああ、教育ってとっても大事だって実感できて最高だね? HAHAHA!
そんなこんなで登場人物全員のセリフチェックは完了し、表現も直して簡単な英会話ながらも違和感なく、劇中でアメリカ人が普通に英語を喋るエピソードの完成だ!
こうして私の疑問は力業で解決し、創作する上で幅が広がる機会に恵まれたことに感謝するのであった。
なお、縦組設定の場合、アルファベットは全て横倒しになるのでご注意を───。
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