第15話 記憶から消えゆくものよ、やすらかにあれ
◇
私もかつて、身近な出来事をネタにしたエッセイ、短編集を書いていたんだ。
ああ、これまでに紹介した『ショートショートは突然に』とは違うし、『あらフォウかもんべいべという男』のような即ネタ切れしたスタンダップコメディテイストとも違う。
本作はスタンダップコメディテイストを引き継いでいるけどね? HAHAHA!
前振りからの脱線は最早日常茶飯事かな?……そう、日常茶飯事なだけにさ、日常にある身近な出来事、特に人との関わりが殆どだったと思うけど、そのなかで面白そうなものを切り抜いて文章化したってところだ。
それを一話完結型の短編として纏め、エッセイらしくノンフィクションのフリースタイルそのもの。
そうなれば当然、当時の友人がよくネタにあがるものの……ああ、所詮は砂上の楼閣と言うか、バベルの塔と言うのか、長きに渡って育んできたと思われた友情はさ、終わるべくして終わったものなんだ。
私は降りた、相手の都合のまま一方的に親友扱いされ、振り回され続け満身創痍となればさ、見えてくる世界ってものは変わるだろう?
後に環境が変わったことも大きく、歪な関係性で精神的に寄生されていたことに気付いた私は、それまで多くの時と精神を浪費していたのだ。
私は疲れ果て、愛想笑いしていたことをついに自覚し、メンタルが回復するまで再び時を浪費した……おそらく私をフォローしている人たちは、度々近況ノートで不調に陥ったことを報告していたので存じているかもしれない。
その節はご心配をおかけして申し訳ない一方、基本的に不調の原因となったのは、仕事もそうだが……一番の比重を占めていたのが、エッセイに登場した当時の友人がらみであったのだ。
ああ、皆様には安心してほしい……このスタンダップコメディテイストのエッセイはさ、よくわからないけど「HAHAHA!」と笑えばオッケイなアメリカンスタイルだからね?
ま、件の短編集のタイトルはもう思い出せない、忘れつつあるからもう思い出すこともないだろう。
さ、気持ちを切り替えてさ、今日もセルフスコッパーらしく、掘り出し物のネタを見付けたんだ!
それはどんなものかって?
ああ、掘り出したけど脆くも崩れさって浄化されたよ。おかげですっきりしたぜ? HAHAHA!
そんな訳で悪縁は切れたことにより、諸々の解決に向かっているからさ、遠き過去よ、やすらかにあれ。
そして! 今度は皆様とのよきご縁に恵まれてさ、私は感謝しているんだ!
カクヨムを始めたことで、私の未来はきっと明るいと思うよ。
これを読んでる皆様もきっと、そうであると願って……ところで、八百万のどの神様に祈ればいい?───。
◇
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