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　　今回も【KAC2023】シリーズの話となり、お題は『ぐちゃぐちゃ』と言うことでどうしたものか？

　これについてはすんなり思い浮かび、前世の記憶と異世界が交差する作品、まおよめの前世時空を舞台とした外伝の出来上がり。

　本編を読んでいない人からすれば、ネタバレのオンパレードかと思いきや、そこはご安心を！

　異世界ものの話になるけど、本編で主人公とメーンヒロインの名前が明かされるタイミングは、第一章の10話まで待たなければならない記憶喪失系故の弊害であるのだが、本作においても二人の名前は明かされていない。

　主人公は階級名で呼ばれ、メーンヒロインは『ボス』と呼ばれるから、何一つとして問題なく楽しめるであろう！　HAHAHA！

　さて、そんな訳で『ぐちゃぐちゃ』をお題とした、『ボスと俺のオフィス・ラブ』についての話をしよう。

　簡単なあらすじとして、戦地を離れ、平和なオフィス勤務を満喫する主人公だったが、ボスの部屋から突如としてドイツ語交じりの悲鳴と銃声が轟いた。

　主人公はどこか遠い出来事のように慣れたもので、銃声が一発でなかったことに安心し、落ち着いた頃合いを見計らって動揺する同僚たちを押し退け、ボスの部屋に入ればそこには……G相手に盛大にやらかしたボスが、主人公に助けを求めていたのであった。

　その後、ボスを落ち着かせ、拳銃を手に握り締めたまま、震えて離れない指を丁寧にほどいて……抱き締めたことにより、こっそり付き合っていることがバレてしまう流れ。

　もちろんたかだかG相手に発砲したボスは、始末書から逃れられないのを不憫に思った主人公は、よくわからないけど縁起の悪そうな壺に向かって発砲し、仲良く始末書を書こうか的な、主人公の不器用な……クレイジーな優しさが垣間見えるコメディである。

　恒例のそのうち意味をなさなくなるリンクはこちら。

　『ボスと俺のオフィス・ラブ』

　なんだかんだ前世である現代における二人の関係が、書いてて一番楽しかったのもあり、本来であれば別口で始めようかと考えていたところ、丁度【KAC2023】のお題に便乗したと言うわけだ。

　こちらは改めて中編から長編で書いてみたいと思い、そのうち眠るかもしれないと言うのが一つ。

　更にもう一つ、理由があっていったん眠ってもらおうと言うわけだが……それについては、次回のお楽しみに───。

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