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目次
曇り空
暗い影を落とす
黒く濁ったものが少しずつ容量を占めていく
白くふわふわとした時には
あんなにも穏やかな気持ちになれるのに
灰色になり、黒へと染まる過程で
私の体は重く、地を這う
心も頭も黒で塗りつぶされ
一つのことが大きく広がっていく
誰が言ったか
晴れの時のような気持ちを持てば
天気になっていくと
そんな言葉が言えるのは
曇り空をすぐになくせる人だけだ
僕の心にはいつも灰色が滞在し
少しの衝撃でじわじわと広がっていく
あっと気づいた時には
もう白く戻すことなどできない
雨が降るまでのカウントダウンを
ただ待つだけだ
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