第22話 戦闘

 鷹のような鋭い目線に彫りの深い顔立ち。

 何度も修羅場をくぐってきたような油断ならない雰囲気。

 この国で正式作用されている白を基調とした軍服に袖を通した身体は、服越しでも引き締まっていることがわかる。彼がサイボーグであるのならば、そんな見た目の印象などあてにはならないことを置くとしても。

 そして、肩には紫地に仮面の紋章の付いた腕章。

 アランドランと名乗った男が身に付けているものはまさしくパープルマスクのサイボーグ兵士であるという証に他ならない。

 それも支部長。

 数が多すぎるゆえに、すべてのサイボーグ兵士の情報を頭に入れているわけではないが、仕事能力その他を期待されての普通の人間の支部長ならいざ知らず、国境警備も担っているはずの北端スリスの支部長がただのサイボーグだとは到底思えない。

 戦闘も視野に入れるべきなのは確かだが、明確なルール違反を犯しているわけではない現状、カレンは対話を試みるべきだと判断した。


「わたしはネイビータートル警備会社の霧島リンと言います。そのお二方の依頼を受けて、ここまで護衛を勤めていたのですが、何か問題がありましたか?」

「ネイビータートル? 聞かない名だな」

「ええ。零細企業ですから。七大企業様のお耳には入らないかと」

「ふん」


 あからさまにへりくだった言い方に、面白くなさそうにアランドランが鼻を鳴らす。


「問題がないかと言ったな? お前は見回りに気を付けろとこの二人に忠告をした。それはお前自身が問題行動を取っているという自覚があるからではないのか?」

「……いえ、わたしはあくまで雇われた身の上です。スリスの封鎖区域の近くに行くということで、この近辺で見回りが行われていることは調べました。余計な面倒を起こさないための配慮というだけのことです」

「ふむ……。つまり、お前はこの二人がなぜこの近辺に護衛を連れて訪れようとしたのかは知らないと、そう主張したいわけだな」

「主張も何も、それが事実ですので」


 事実か嘘を口にするのかの選択で、カレンがあえて白を切ることを選択したのは、既に事情を聞く前からプラント夫妻の意識が奪われているからだ。

 彼らの現状に問題があるとするならば、彼らと目的を共有していたとなると、カレンもまた同じように問答無用で攻撃されかねない。

 たとえ後で嘘がバレるとしても、対話からきっかけの糸口を探らねばならないと考えた。


「事情を聞かないのが警備会社としての信条だとしても、封鎖区域のこんな手前まで護衛に来ることについてお前の会社は何とも思わなかったのか」

「……何分、零細企業ですので、仕事を選んでいられるほど、余裕があるわけではないのですよ」

「……」


 アランドランは鋭い目線でカレンを見据えている。

 疑われているのは確かだが、最初にあえて攻撃せず、声をかけてきたことやこうして話を聞いていることから考えても、明確にカレンを攻撃しようという意図はないはず。

 そう考えて、今度はカレンの方から質問を投げかける。


「そちらのプラント夫妻の意識をどうして奪われたのか、お聞きしてもいいですか?」

「……こいつらは黒腐襲撃で行方不明となった被害者の家族だ。何をしにスリスを訪れたのかは明白。しかし、現状、安全性が保障されていないからこそ、政府は周辺を封鎖している。感情的にその行動は理解できるが、市民の安全を確保するためにはそう易々と侵入を許すわけにはいかない。そして、この夫婦に対して政府は再三、被害者の捜索を禁じる旨を通達している。にも関わらず、こうして現場まで来てしまっている以上、簡単に説得に応じるとは思えない。だから、多少、強引な手を使わせてもらった。それだけのことだ」

「……なるほど」


 建前としては非常に理解できる話だった。しかし、すべてが本当のことを言っているかどうかは疑わしい。

 安全性を強調したいようだが、半年前に起こった黒腐襲撃に関する安全性が未だ確保されていないというのはおかしな話だ。

 少なくとも、これまでの襲撃の前例を見ても、封鎖は長くて、精々一カ月といったところだった。それが六倍の期間になっているのは何か別の理由があると言っているのと同じことだ。


「では、わたしに関してはどのように? 一応、彼らからの護衛依頼を受けている以上、あなたの行動を見過ごすわけにはいかないのですが」

「違約金をこちらが負担する。それで手を打て。今回の件は半年という長期にわたって安全性の確保を怠っている政府側の落ち度だからな。それくらいのことはしよう」

「……」


 この提案は一種の試金石なのだろうなとカレンは考える。

 金銭で納得し、手を引くのならば、単なる零細企業の愚行の一つと捉えてやる。しかし、その上でもなお反抗の意思を少しでも見せるというのならば、決して容赦はしないという。

 一見して真摯な対応に見えるアランドランの言葉の裏にはそういった冷酷さが見え隠れしている。


「少し本社と相談してもいいですか?」

「いいだろう。俺もそこまでの緊急性はないと判断している」

「……」


 アランドランがその言葉を裏付けるかのように、地面に横たえたプラント夫妻から離れる。カレンが連絡を取っている間に黙って彼らを連れて行ったりしないというポーズのようだ。

 カレンもまたアランドランから距離を取り、携帯端末を取り出す。

 ただし掛けるのは本社にではない。


「姫様、聞こえますか?」

『聞こえるよ。やっていい?』

「……あの、いきなり何を言っているんですか?」

『だから、先制攻撃。カレンの近くにいる依頼主夫妻を気絶させたサイボーグ。どうせ戦うんでしょ?』

「わたしはそんなことを一言も言った覚えはないのですが」

『でも、ボクに掛けてきたっていうことはそういうことだよね? わかってるよ。こう見えても、カレンって脳筋だもんね。安心して。だから、あらかじめあいつの部下らしき奴らも掃除しといたから』

「……待ってください、今なんと?」

『カレンの周り五百メートルぐらいを囲むようにいたんだよ、それらしいサイボーグ。30体ぐらいかな。汎用型って感じだったけどね。上空から雷球ぶち込んどいた』

「……」

『じゃあ、先手はボクから行くから。あとは上手い感じで合わせてね!』


 通話の切れるぶちっという音が耳に入るか入らないかというタイミングで、アランドランの立っている場所に上から壁弾の雨が降って来た。


 ※


 ※


 ※


 首都コーラスクレイスに入ってからしばらく、近代的学問知識を頭に入れる傍ら、クリアが目指したのはサイボーグともまともに戦えるような魔法少女となること。

 テレビアニメを参考に、ゴスロリ服を戦闘服に、魔法のステッキを携えた。

 一見して、ステッキをメインウェポンにして戦うかに見えるスタイルだが、単純な威力という意味なら、そのフリフリした袖口に隠したBB弾の発射機構の方が威力が高い。

 純粋なプラスチックではなく、それ用に重くした小さく丸い弾丸。高圧ガスで噴射させる。

 現状、銃弾より速度は劣るが、制圧力は高い。

 何せすべてが壁弾で、まともに当たればサイボーグだろうと体が抉れる。

 元のBB弾が銃弾よりも軽く小さいため、打ち出すのは容易で、連射も簡単。にもかかわらず、障壁のおかげで威力は保証されているため、使い勝手がいい。

 適当にぶっ放すだけで敵は勝手に排除される。

 唯一の欠点といえば、魔法少女らしくないことだけだが、服がかわいければクリアは気にしないので、問題は何もない。

 上空から見ていたために詳しい事情はわからないが、何やらえらそうなサイボーグ兵士の一体に向けて、壁弾の雨あられを食らわせる。

 通常のサイボーグならば、それで簡単に方が付いただろうが、クリアの直感的な予測においてはそうはならないだろうと思っていた。

 そして、その予感は現実のものとなった。


「……いっそ清々しいな。ここまで明確な反逆行為というのは、久しぶりだぞ」


 地上五メートルほどの位置に立つクリアを見上げて、アランドランが鋭い目をさらに尖らせる。

 その体には傷一つ付いていない。

 彼の立つ周囲のコンクリートは穴ぼこだらけになっているのに、その中心にいる彼は壁弾の数々を受けて、全くの無傷だ。


「褒めてくれてありがとう」

「……お前は……、何だ? 見る限りサイボーグとは思えないのだが……。鼓動も人間。肌の質感も人間。体温も人間。どうやって今の攻撃を放った?」

「何だよ。鼓動とか体温とか勝手に測るなよ、えっちだなー」

「……」


 向こうがクリアに疑問を感じているのと同様に、クリアもまた彼に疑問を覚えている。

 現状、過剰火力とさえ思えた壁弾の掃射を耐えた秘密は一体、何なのかと。

 単純な装甲の頑丈さゆえなのか。それとも、全く別の手段によるものなのか。それがわからなければ、クリア達に勝機は見えない。


「これはおもちゃのBB弾か……? それにその格好……、ふざけているのか?」

「ふざけてないよ! 大まじめだよ!」

「……」


 正気を疑うような目を向けられて、クリアは憤慨する。


「このかわいさがわからないなんて、サイボーグになると心まで冷たくなるの?」

「……そんな実験結果は報告されていないが……、むしろおかしいのはお前だろう」

「失礼な!」


 むかついたので、雷球を三つばかり投げつけてやると、アランドランはひらりと飛び退いてそれをかわした。


「子どもと戦うのはいささか忍びないな……」

「だったら、見逃してよ。そこのおじさんおばさんも一緒にさ!」


 今度は雷球を十も同時に生成すると、涼しい顔の男に向けてむやみやたらと投げつける。銃弾に比べれば速度に劣る雷球をアランドランは平然とかわす。

 攻撃のどれもがかすりもしないし、避けるのも容易なようだったが、クリアもそれが目的でやったわけではない。


「カレン! その人たちを!」

「はい!」


 クリアの攻撃をかわすためにアランドランが動いたことで、彼我の距離はさらに開き、地面に横たえられた夫婦を確保することも容易になる。

 即座に動いたカレンが彼らを文字通り小脇に抱えて、クリアの後ろに下がる。

 すぐさまその場を離れようとして、足を止めた。


「姫様」


 カレンの言いたいことはクリアもわかっている。


「安心して。危ないなと思ったらすぐ逃げるから」

「……約束ですよ」

「もちろん」


 カレンが走り去っていく足音を聞きながら、クリアはどこか満足感を覚えていた。

 ずっとクリアの安全だけを優先すると言っていたカレンが、今は依頼主の夫婦の安全確保を最優先としている。

 クリア自身がそう簡単にやられるわけではないと思っているのもあるだろうが、それでも、この土壇場でカレンがそうした行動を取ったことがクリアにとっては喜ばしいことなのだ。


「逃がしてくれるの?」

「そう見えるか?」


 逃げるカレンを追う素振りもなく、じっとクリアを観察していたアランドランに首を傾げる。

 七大企業のサイボーグがまともな遠距離攻撃手段を持たないとは思えない。

 直接攻撃するだけでなく、武器を使うなどいろんな手段はあったはずだが、全く動こうとしない彼の様子は少しだけ不気味だ。


「お前とあのサイボーグの女はともかく、あの夫婦の身元は既に割れている。今ここで捕らえることに大した意味はない。お前のような不確定要素を前に成果を焦り、自分自身の命すらも危険に晒すのは愚かな行為だからな」

「へえ、臆病なんだね」

「慎重と言ってもらおう」


 不服そうに眉をひそめ、それから彼は周囲を見回した。


「俺の部下たちは既に全員片付けたというわけか? さっきの電撃で?」

「さあね。案外、君に人望がないだけかもよ?」

「……あの女に自分で言っていただろう」

「聞こえてたの?」

「サイボーグの聴覚を舐めすぎだ。他に雑音があるならともかく、人気のないこんな場所で端末の音声を聞き取れないわけがない」

「……盗聴までするんだ? 丸っきり変態だね」

「……お前はいい加減そのふざけた口を閉じたらどうだ」


 心底不愉快そうにアランドランが腰を落とす。

 向かってくるのかと身構えて、クリアは考える。

 とりあえず初手の壁弾掃射は失敗した。

 なら、次に取るべき手はなんだろうかと。

 瞬間、脇腹の辺りに衝撃を受けて、クリアは空中を吹っ飛ぶ。


「……え」


 何が何だかわからないままに空中に大きめの足場を作ってその上に転がるように着地する。

 ぱちくりと目を瞬いた。

 アランドランは腰を落とした姿勢から動いていないように見える。

 今クリアは何をされたのか。


「何だ、この手ごたえは。鋼鉄でも殴ったかのような……。何がどうなっている?」


 混乱したのは向こうも同じようで、一歩も動かぬ姿勢のままに首を傾げている。


「……」


 クリアの戦闘服であるゴスロリ服はクリアが魔力を流し続けることで、簡易的な障壁と化している。布自体の柔軟性を損なわない程度のものなので、衝撃は防げないから今のように吹っ飛んでしまうのだが、ダメージ自体は受けていない。

 だが、正体不明の攻撃を受けて、余裕でいられるわけもない。

 今すぐ逃げるべきかという選択肢をクリアは頭の中で検討し始める。

 しかし、彼が言ったように、たとえここで逃げても依頼主の夫婦は遠からず捕まってしまうだろうし、彼らが依頼したカレンの会社にもすぐにたどり着かれてしまうだろう。

 そうなると、カレンもクリアも完全に反逆者。七大企業から追われる立場になってしまう。

 最悪そうなっても命を優先すべきだが、現状はそうではない。

 目の前のこの男さえどうにかすれば、ごまかせる手段はいくらでもあるだろう。


「空中に立つその技術もいまいちわからんな。空を飛ぶ装備は持っていないように見える」

「君もその場から全く動いていないのに、どうやってボクを攻撃したの?」

「さあな。お前が何者なのかを語るのなら、こちらも多少のことは語ってやってもいいぞ」

「わー、やさしいー」


 声を上げながら、クリアは一つ、攻撃を試してみることにした。

 どうせこの辺りには人気はない。

 少しばかりの周辺の被害はしょうがないと覚悟して。


「『運命解放』」


 周囲の空気を吸い込み、因果を付与する。

 付与する因果はガソリン。

 ステッキの先からそれを吐き出して、アランドランにぶっかける。


「……なんだ?」


 彼から見れば、クリアは空中でステッキを振り回しているだけにしか見えないだろう。吐き出された空気は空気であるがゆえに触れた感触もほとんどなく、ガソリン特有の臭気もしない。ただ空中で気化して、簡単に燃焼するというその因果だけを付与した。

 そして、火球を放つ。

 当然、アランドランは避ける。


「なっ……!?」


 地面に飛散したガソリンには容易に火が付き、周辺に炎が燃え上がる。それと引火するようにして、アランドランの体にも炎が走った。

 ――はずだった。


「……実体がない?」


 避けたアランドランの体には少しも火が広がらず、燃えるのは地面ばかり。ガソリンを被ったと思っていたが、そのガソリンすらも当たってはいなかった。

 そうなると、必然的に理由は限られてくる。

 彼はそこにいるように見えるけれど、実体はないということになる。


「まるで意味がわからん……。火の球を出したまではいい。だが、どうしてそれがこんな火の手に変わる?」

「ボクのほうはちょっとわかったかな。もしかして、今の君のその姿って映像か何か?」

「……仮にそうだとしたら、お前はどうする?」

「え? こうする」


 ――瞬間、クリアはずっと魔力感知で認識していた目には見えないサイボーグの気配のする位置に壁弾を掃射した。


「……馬鹿なっ!」


 慌てた声がアランドランの映像のある位置から聞こえてくる。

 しかし、そこには魔力の気配はなく、気配を感じるのは何もない空間だというのだから頭が混乱する。

 最初の壁弾を避けられた時点で気配の奇妙さは感じていたが、いまいちそれが何なのかよくわかっていなかった。サイボーグゆえのおかしな気配に付随する何かなのかと。

 だが、燃えたはずの炎が引火しなかった時点で理解した。

 見せているのは映像で作った偽のアランドランで、本物は目に見えないだけなのだと。


「そういうのってなんて呼び方するの? ボクってまだそういう先端科学技術みたいなのに疎くって」

「……なぜ俺がそんな講釈を垂れねばならない」


 言うと同時、アランドランの映像が消え、魔力を感じていた位置から本物のアランドランが現れた。


「あれ? もうこそこそ隠れるのやめたんだ」

「……勘違いするな。俺は隠れていたわけではない。単にそのほうがお前を楽に無力化できると踏んでいただけのこと」

「うん。それを隠れてたっていうんだよね」


 返答はなかった。

 代わりに、空中にいるクリアに向かってアランドランがまっすぐに跳躍してきた。

 スピードはほとんどカレンと変わらないくらい。わずかにアランドランが勝っているかと思われる程度だった。

 つまり、クリア的には付いていけない速度だということだ。

 正面に障壁を張るぐらいのことが精々。


「え!?」


 だが、アランドランがその障壁をまるで貫通するかのごとく突き抜けてきて、さしものクリアも目を見張った。

 あわてて頭を庇うように両手を構えたが、そのクリアさえもアランドランが通り抜ける。


「あ……」


 それが映像だったと気付いたのは一瞬の後のこと。

 クリアは魔力感知で気配を感じ取れるが、同時に目に映る視覚も当然有している。とっさにどちらの情報が真であるかを判断することは難しく、人間である以上、目に見えるものを優先してしまうのは自然なことだ。

 しかも、一度は向こうが自分から姿を現しているのだ。またすぐに姿を隠すとは考えにくい。

 そんな意識の盲点を突かれた形だ。

 実際のアランドランの位置を認識するにはいくばくかの間が必要で、その隙を彼は見逃さなかった。


「うええ?」


 映像がクリアに向かってきたのとは逆の方向。

 後ろから太いワイヤがクリアの体を拘束するように動いてきたことに、彼女は反応できなかった。

 障壁は正面に張っていたが、後ろからの警戒はゴスロリ服のみで、それ自体はワイヤの拘束を妨げない。

 布地には障壁の効果があるが、その上から動きを封じられるとクリアも動きが取れない。

 壁弾を使おうにも両腕を腹部の辺りでぐるぐる巻きにするように固定されれば、ワイヤを切るために発射口である袖口をそこに向けることもできない。

 結果、ワイヤでぐるぐる巻きにされたクリアはものすごい力で引っ張られ、地面に引きずり下ろされる。


「ぐえ……」


 固いコンクリートに転がり、アランドランを見上げる。


「大人を舐め腐るからこうなるんだ、ガキが」


 かなりご立腹の様子だった。

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魔法の姫は、因果の向こうで、サイボーグに巡り合う。 @huyukyu

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