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目次
着地点
煙突の佇む町に落下傘グルグル。
科学の枯れた輝きがあの電波塔光らせてる。
ビーカー越しの青空に何か思うところがあるのなら
それがたぶん天才の証
刺し込んだ日の光が途切れ途切れのシャワー越し
みんな冷たい握手の魔法に魅せられてる。
褪せたテレビを蹴ってみれば、画面に凍り付いたよな虹が
そちら様まだお元気ですか
狙いが外れて屋上を飛び越した。
あとはもう風に吹かれて飛んでゆくだけ。
唸りを上げる送電線と絡まる解けぬ雲の道
ハイウェイの行き着く先は化学反応の行き着く先
フラスコの中の青空の僅かな重みに気付いたら
それがたぶん 天才の証
錆びたバス停に人の色 滴るネオン街の騒ぎ
自撮り棒は上へ上へ逃避行
明日を知らない洗濯機と汚れの取れないスカーフと
一通りの解釈で電気は通ってる
生み出しているものは
ひょっとしたら冷蔵庫の残りものと同じなのかもしれない
科学が見ている夢の一つなのかもしれない
いつまでも風に吹かれて落ちてゆくだけ。
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