第9話 推しのアイドル♡ 斎藤アリス♡

 2番目の妹さんとは面識が無いが、3番目の妹さんとは大ありで、自分が推してるアイドルグループのまさに推しメンの斎藤アリスちゃんその人だったのだ。


「まさかとは思いましたが、プチガトーショコラのアリスちゃんですよね!」


「僕2年前にプチガトーショコラのファンクラブに入会してから、握手会にもずっと参加しているので、すぐにわかりました。」


「私もあなたのことはよく憶えてるわ。2年前このアイドルグループに入ってまだ今ほど売れてなかった時から毎回握手会で私の列に並んでくれていたものね。」


「私もあなたのことはなんとなくだけど憶えてるわ。私がアリスのコンサートに行った時、アリスのストーカーを見つけてスタッフに通報してくれた子でしょ。小さいファンがアリスのことを思ってこんなことまでしてくれるなんて感動したのよ。」


 ああ、あの時のことを見られていたのか。敵を察知する異能が発動して、アリスちゃんのストーカーを見つけることができた時のことだ。


「まあ、それはそれとして感謝しているけど、どうしてアリスのファンのあなたが、お姉ちゃんの部屋にいるのかしら?」


「それなんだけどね、私たち結婚を前提にお付き合いすることになったの!」


「それは急な話ね、お姉ちゃん。2人はどうやって出会ったの?」


「出会ったのは、このマンションのエントランスホールで、私がタカシさんに声をかけられて、そこから仲良くなって、」


「それっていつの話?」


「昨日だったような。」


「タカシ君、それは本当なの?」


「そうですね。」



 これ以上問い詰められたらボロが出そうだ。僕は仕方なく、妹さんたちに人差し指で触れながら、僕の言動はすべて心から受け入れるように、と命じた。



 少しの間、心を書き替えるタイムラグが発生したが、僕が洋子さんの恋人で、結婚を前提に、といっても1年後に異能が切れるまでだけど、お付き合いしていることを2人とも喜んでくれた。



「それでさっきエッチなことしてて、慌てて片付けたのね。」


 アリスちゃんの鋭いツッコミに一瞬驚いた洋子さんだったが、今度は

「そうなの!」

 と洋子さんも嬉しそうに返事を返していた。


「いいなあ、私もお姉ちゃんたちみたいに彼氏欲しいな。」


 アリスちゃんがそう言うと、2番目の妹さんの斎藤芽依さんが、少し辛そうな顔をした。


 僕は一瞬のその表情を見逃さず、何か悩み事があるのなら話すように芽依さんに促した。


「アリスにはまだ早いからあまり聞いて欲しくなかったんだけど、今付き合っている彼が会うたびに私の体を求めてくるのがうざくなってきて、別れようと思っているのよね。」


「そうなんだ、あんなに付き合い始めの頃はラブラブだったのに。」


「1度体を許したら、会うたびにエッチするのが当たり前になってきて、彼のエッチが乱暴だから、気持ち良くもならなくて。」


「それなら別れた方がいいですね。」


「私もそう思うな。タカシさんのエッチなんて、何度昇天するか分からなくなるくらい気持ちいいから、やっぱり巡り合わせって大事よね。」


「へ~、そんなにタカシさんのエッチって気持ちいいんだ。」


「それはもう天にも昇る気持ちよ♡」


 洋子さんが思い出しながら微笑んでいる姿を見て、2人が羨ましそうにしている。


「それなら芽依さんも僕とエッチしてみましょうか。」


 斎藤3姉妹の手に触れながら、僕が3姉妹とエッチしたくなったらいつでも快く受け入れなさい。と先ほどの命令に上書きした。


 一瞬タイムラグがあったが、3人とも無事受け入れてくれたようだ。


「晩ご飯の仕度の途中だったから、晩ご飯食べたら、4人で一緒にエッチしましょうね。」


 洋子さんはもちろんのこと、芽依さんとアリスちゃんも嬉しそうに頷いてくれた。



 斎藤洋子 26歳

 168㎝ 48㎏

 B87 W58 H84

 日本トップクラスのモデル

 経験人数 2人・・・去年婚約者と別れ、僕が2人目の恋人。


 斎藤芽依 20歳

 165㎝ 48㎏

 B87 W60 H86

 翡翠山女子大2年生

 経験人数 1人・・・彼氏と別れる予定、僕が2人目の恋人になるかも。


 斎藤アリス 14歳

 162㎝ 46㎏

 B83 W56 H84

 翡翠山女子大付属中学2年生在学

 トップアイドルグループ・セレスティア女学園の妹グループ・プチガトーショコラ   

 のダブルセンターの1人

 経験人数 0人・・・僕が初めての恋人になるかも。


 めっちゃ美味しくハンバーグを作ってくれた洋子さんは、食後、みんなで後片付けをしている時に、


「私だけ2人が来るまでタカシさんにずっと可愛がってもらったから、今だけ3人でしていいよ。特にアリスはエッチするの初めてでしょう、お姉ちゃんが横についててあげるから、安心してタカシさんにお任せしちゃいなさい。」


「うん♡ そうする♡   タカシさん♡ 初めてで何もできない私ですが、私の初めてをもらってください♡」


「うん♡ ありがとう♡ アリスちゃんに気持ち良くなってもらえるように僕も頑張るね♡」


 と言ってみたものの、僕も童貞を卒業したばかりの身な訳で、先に芽依さんとして、慣れてきたら、その後アリスちゃんとするという順番にしてもらった。



 芽依さんもアリスちゃんもシャワーを浴びてからここに来たそうなので、少し団らんした後、すぐにエッチする流れになり寝室に向かった。


「アリスは次だから、下着姿でスタンバっていてね。」


 背が高いし寝相が悪いからという理由でキングサイズのベッドにしておいたおかげで、今までは3人で時々一緒に寝ていたそうだが、これからはギリ4人で寝られそうだ。


 洋子さんもほぼ処女みたいなものだったから、芽依のエッチを参考にしようとアリスちゃんと一緒にベッドの端で僕と芽依さんのエッチを覗かせてもらうことにしたようだ。

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