第5話 解説
遊園地を全く楽しんでいなかった語り部の娘は、なぜ自ら命を絶ってしまったのでしょうか。
小学生に上がったばかりの語り部の娘は、まだ「楽」という漢字は習っていないはずなので普通は読めません。
看板の「楽しんで」という言葉の「楽」という漢字が読めなかった語り部の娘は、「楽しんで」を「しんで」―
―つまり「死んで」と読み取りました。
しかし、遊園地にいた時にはまだその覚悟など到底なく恐怖が残っていたようですが、母親に「看板の通りにしなさい」と言われたが為に、自ら命を絶ってしまったのです。
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