☆19句目 真実の愛を手に入れた王太子 【夏】



鈴蘭の 清きをつまみ 取籠とりこめる




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※最終話です。こちらは悪役令嬢の婚約者である、王太子視点となります。


【王太子(18歳)解説】


 大好きな鈴蘭をやっと手に入れたよ。


 鈴蘭、リリーベル……ミレット、私の最愛。


 君を逃がす気は無いから。全てが滅びても、2人で始めればいいじゃないか。邪魔者が居ない素晴らしい世界が始まるから。私は君の全てを受け止めるよ。


 ねぇ、最愛の鈴蘭リリベル




王太子編

《 完 》



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 これにて「悪役令嬢俳句 ~異世界いろいろ恋愛模様~」完結です。


 王太子は、幼い頃より一貫して清楚で愛らしい鈴蘭を思わせる女性が好みだったようです。最初は婚約者にそれを求めましたが、叶わず。けれど不思議な天の采配により、彼の手の中に理想の少女が堕ちてきました。


国を富ませる真実の聖女・・・・・よりも、真実の愛を貫いた王太子です。もう、手放すことはないでしょう。



 簡潔で正しい状況描写をする言葉を使わなければならない俳句はレベルが高く、この表現でいいのか!? と自問自答を繰り返しながらの更新でした。

 変化球な俳句でしたが、少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。


 もしよろしければ、作品への☆評価、ご感想など頂けますと今後の執筆の大きな励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。


 この場面では、こんな句の方が良いんじゃない!? というご意見やアドバイスも是非お聞かせください⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

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悪役令嬢俳句 ~異世界いろいろ恋愛模様~ 弥生ちえ @YayoiChie

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