ばぐばぐめもりー4

カ(以下略)カジリー 編

~キャラクターの見た目って?3~


 はいっ! 始まりました~!

藍沢 桜でございますーっ!


「今日のゲストはこちらっ!

カ、カ――カジリーでーす‼」


《名前くらい覚えてくださいよ……》


 あー…………うん。OKっ!


《どうも。

よろしくお願いします》


「ではー。今回はっ、

【カ(以下略)カジリー】について語ろうの回でーす!】


《ちょっ、何が以下略ですかっ⁉》


《チュ……》

「お前、ホントどうかと思うわ……」


「まーずは、プロフィール、どぞーっ!」


真面目ちびっ子系女子(見た目にバグ全振り系女子 by 藍沢 桜)

カロリナ・ラリラット・カンペクタント・スネカジリー

年齢 ?歳 身長 110㎝

見た目 茶髪ボブ

服装 メイド服 ぐるぐるメガネ 緑色の竹馬

好きなもの 勉強 嫌いなもの 危険な場所や悪い人

特技 竹馬の乗りこなし 職業 受験生


 うん、なるほど…………


「この字だけの物語に見た目だけのバグって……」


《別に気にしてませんが》


 い、いや大丈夫だ。


「カジリーにはもう一つの特徴があるもんね!

それは――ボケっ!」


《だから気にしてませんってばっ》


「でも背は気にしてんじゃん」


《気には、してませんっ‼

た、ただこの背丈じゃ色々不便なので、あくまで効率重視です》


「へぇー……」


 まぁそんなことはどうでもいいんですがね?

私にはもう一つ気になっていることがあるんですよ。


 それは――カジリーのメガネの奥っ。

どんな目なのかなぁーって思うんですよ。


 もしかしたら・・なのかもしれないし、

33かもしれない。

はたまた流行りの♡♡なんてこともっ。


 と、いう訳なので。


「まぁ、背が低いのも利点はあるよ。

本を取ろうとして、イケメンと手が重なる――

なんてことが防げる。万々歳だよ」


《いや、はしごで取ろうとすればできま――》


 お、顔を上げたっ。今だ!


パシッ。


パシッ。


 な、なにィィィィ⁉

メガネを取ろうとした私の手に、カジリーの手が重なったっ。


 こ、これは――恋の始ま――――


《何してるんですか、藍沢さん……》


「あ……すんません」


 く、くそぉ……

いつか隙を見て、外してやるっ。


 そして・・か33か♡♡の目を拝むんだっ。


《チュッ》

「アホな目標だな。

大体、その三つのどれかとは限らねぇだろ」


「えー……んじゃ、そろそろお時間なので、カジリー!

最後になにか一言っ!」


《あ、はい。えっと――


 私たちは今、バグダーラァケ学園の受験に挑んでいます。

まだ未熟者の私たちですが、誠心誠意頑張っていきたいと思いますので

よろしくお願いします》


 …………固っ⁉

固いよ、カジリー。もっとこう――


《その思いを込めて、踊ります》


「……………………え?」


《……………………チュ?》

「……………………は?」


「お、おど、おどっ、踊りますぅ?」


《チュ、チュン?》

「な、なん、なんでだよっ?」


クルッ。クルッ。グールンッ。


グールリンパッ。パッ。


パッカラリラーンッ。


《――どうです?》


「…………お、おお。

お見事です」


 だけどさ、

この字だけの物語で踊りって………


 やっぱりボケ、好きなんだ。


《それでは皆さん。

これからもよろしくお願いします》


「あ、お願いしまーす」




ばぐばぐめもりー4 ~キャラクターの見た目って?3~

カ(以下略)カジリー 編 END・・・

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