第四章 能力授与 前編

第二十五話 一家に一人

~今まで頑張って来たけど、今回は中々2000文字にいかない……

どうやってもいきそうにない……

こうなったらあらゆるバグをフル活用して文字数の表記をバグらせるか……

いや、そんなことしたら後が怖いよなぁ…………あ、

2000文字超えてた。よい子はマネしないでね☆~


グラッ。


《え、わっ⁉》


 ありゃ。

スネカさんが乗ってる竹馬が

バランスを崩して倒れそうになってるよ。


 どうしたんだろ。


《チュッ!》

「明らかにお前のせいだろっ!》


 あ、そっか。


グラッ。


《わあっ⁉》


 あ、なんか前後に揺れ出したよ。


グラッ。


《わぁあっ⁉》


 おぉ。

今度は片方の足上げて回転し出したよ。


タッ。


《はぁー……》


「おぉー」


 すげー。なんとか持ちこたえたよ。

流石だねっ。だって落ちたら背が低くなっちゃうもんね。

気にしてんだもんね。


《お、おぉーじゃないですよっ。

なんですいきなり》


 おっと、丸眼鏡の奥がぐるぐるで全く見えないけど

迷惑そうに歪んでるのが分かるよ。


 ってか、眼鏡よく落ちなかったなー。


《ていうか、貴方はこの間の……

どうしてここに?》


「ああ。私も受験しに来たからだよ」


《そうだったんですか?

それは奇遇ですね。私も今年受検してるんですよ》


 あ、そうですか。

そりゃあ、奇遇ですねぇ………………え。


 えっ、今年受検って――


「あれ。ここって受検するのに年齢制限ないの?」


 いくつからでもいけるの?

えーっと……五歳からとか? エスカレーター式なんですか、ここ。


《……それは、どういう意図の質問か分かりませんが、

この学園に入学できるのは15歳からですよ》


「え」


 えぇぇぇぇぇぇ⁉ マジですかっ⁉

え、じゃあスネカさんって一体何歳なんだ……


《そんなことより、

何か御用があったのでは?》


 あ、ああ、うん……


「えっと……じゃあ次の試験って?」


《ああ。実技試験のようですね。

私も丁度、練習しようと思ってたところで――》


ガシッ。


《へ?》


 あ、やべ。

手じゃなくて、竹馬掴んじゃったわ。

まぁ、いいか。


「お願いしますっ‼

私と、【理の泉】に行ってくださいっ‼」


 貴方しかっ! 貴方しかいないんですっ!

ただでさえ少ないこの世界の知り合いでっ!

なおかつ、強引に頼めば案内してくれそうな人はっ!


《……はい?》


        LOADING・・・




 まぁ、流石に二つ返事で了承してくれる訳もなく、

私はスネカさんに事のあらましを説明致しました。


《なるほど……

藍沢さんは能力を授与されていなかったんですか》


 そうなんですよー。


《そういえば、藍沢さんの生い立ちは……でしたもんね》


 そう、なんですよー。

……………………ってなに?


《チュッ》

だろ」


 そっか。か。

……いや、って?


 ていうかさっきからばっかだね。


《……わかりました。

私で良ければ案内しますよ》


 あ、マジですかっ?


「ありがとうっ!」


 流石、スネカさん!

よっ! 一家に一人のスネカさんっ!


《チュン》

「一家に一台みてェに言うなっ。

つーか、一家に一人もいらねェだろ」


 ひどっ。

でも確かに、ちょっと竹馬が場所取るかもなぁー。

改良版、出さなきゃ。名前は【スネカEX】でいこうっ。


《チュッ》

「だから家電じゃねェんだよ」


《あ》


 ん? スネカ旧型が思い出したかのように声を、いやスイッチが入ったよ。

どうしたどうした?


《そういえば、ちゃんとした自己紹介はまだでしたね》


 え、ああそっか。

スネカさんはあの……お、お…………

オッサンが軽く紹介しただけだもんねっ。


《チュッ!》

「オッサンの名前、忘れてんじゃねェかっ!」


 い、いやぁー、だってさぁ。

じゃあ悪ドリは覚えてんの?


《…………チュ》

「…………オッさん」


 いやそれ私が名付けた名前じゃんっ⁉

やっぱり覚えてなかったじゃん‼


《チュッ!》

「んなのどうでもいいだろっ!

なんで俺があんな一、オッサンの名前

覚えなきゃなんねェんだよっ!》


 あっははははっ!

もう私のことバカにできないだろぉー!


 悪ドリも案外、大したことないよねぇっ!


「……………………」


コココココココッ。


「あ、イタッ!

イタタタタタタッ‼」


 ちょっ、悪ドリっ!

困ったら暴力で解決しようとすんのよくないよっ⁉


 いや、イタッ。

イタタタタタッ!


《…………あの、自己紹介してもいいですか?》


「あ、どぞ」


 はい。咳ばらいをして――


《私、

カロリナ・ラリラット・カンペクタント・スネカジリー

といいます》


「……………………」


 え、長っ⁉


外国人でも中々、そんな長いの見たことないよ⁉

しかも、最後の――スネカジリーって。


 凄いインパクトの名前なんですけどっ⁉

もしかして、すね⁉ すね、かじってんの⁉

親のすねでもかじってんですかっ⁉


 ってか、スネカってそこの略だったの⁉


《……チュ》

「……まぁ、本名で呼ぶのは憚られるだろ。

こいつにはわりぃけど」


 あー、なーるほど。


 ……………………うん。


 んじゃあ、あだ名はカジリーだね。


《チュンッ⁉》

「バカにしてんだろ、お前⁉」




第二十五話 一家に一人

~今まで頑張って来たけど、今回は中々2000文字にいかない……

どうやってもいきそうにない……

こうなったらあらゆるバグをフル活用して文字数の表記をバグらせるか……

いや、そんなことしたら後が怖いよなぁ…………あ、

2000文字超えてた。よい子はマネしないでね☆~ END・・・

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