第9話 ーーーーー戦い中に失礼、、、愛に目覚める二人.

『エネリスト』たちが心配なのか、妹が少し目が泳いでるのを感じ取った。そりゃ俺だって仲良くなったアイツたちやシャレーゼさんにまだ何もできてない!

だから戦え!泣き言は後からだ!

そうやじを飛ばすと一緒に行くわ!と、意気揚々とし始めた!よし!いいぞ!


【ーーふん!醜い!そこまで我に恐れているのに生にしがみつくとは!ーーくだらない!】


『くだらない?!くだらないだと!!??』

そういうと、ヘミングが少し意識を取り戻した。しかしながら、かなしいことに身体は竜を守る体制になっていた。ヘミングだけではない。シャレーゼさんたち他のメンバーまでがそうなっていた。彼女たちはほとんど泣いていた。

突然『アンデット』たちが自分たちを盾にしろ!と俺たちにやじを飛ばすと俺たちは不思議と『エネリスト』たちのエネルギーから離れた。そうか。こいつたちたてほことして成り立っているのか!

「ーーすまねえ!!ありがとう!」『お礼は勝ってから言ってくれよ若旦那!』


しかし、竜は何故かヘミングを盾にした。

まずい!

ぎゅーと彼の身体にマナが収束されていく熱の様なエネルギーが見えた。

仲間を失う、親友を失う、と、絶望感を感じた瞬間ーーーーー。


妹、アヴィローズが彼に熱い口付けをしていた。

ヘミングは驚きを隠せないでいた。

そして何より、ひととき、マナの熱が冷めた。

氷の口付け。マナの体熱に対してその身体は冷たかった。熱を溶かす氷のように。


ーー意識戻ったかしら??ーー

ーーああ。ーー

微笑み合うふたりは皆の時間を忘れさせてくれた。


【な!なんだ?この熱は!】ーー何か様子がおかしい竜の言動が。

ドラゴンが急にオロオロとし始めた!


「ーーーいいえ、、、熱ではないわ。あなたが遠い昔に忘れ用のしたモノよ。。」

ローズは悲しいモノを見るように労る。竜のことを、、、。

『これは愛です。』ヘミングが何やらおくびれもなく言い退けた。



意識していた時間が動き始めた!

さぁ反撃だーーー。

俺は竜に飛びついて隠し持っていた、、、両親から授け受けた黄金の剣を竜の背中に刺した!

その時に同時に『エネリスト』たちが精神的に苦痛を浴びながら、同じ苦痛をマナにしてヨルムの剣に注いだ。『アンデット』たちはその苦痛を和らげるように『エネリスト』を支える。

その時ーー竜に変化があった。

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