本日の 主役となるは 小霧さん
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小霧の誕生日はとまそぼろと同じです。
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[小霧]「やほーゆーみ、今暇かーい?」
[悠心]「ご注文をしろ。レジ詰まってくるだろ。」
[小霧]「うん?そんなこと言っちゃっていいのかなー?わたし本日の主役だよー?」
[悠心]「早よなんか頼め。」
[小霧]「うーん、じゃあゆーみの奢りねー。」
[悠心]「オススメでよろしいですか?なら期間限定の激辛どころの騒ぎではない鬼鬼鬼辛味覚完全破壊バーガーにしておきますね。」
[小霧]「調子のりましたー。ポテトMとコーラでお願いしまーす。」
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[小霧]「ゆーみお疲れー。」
[悠心]「ん。……おまえ何時間いたんだよ。」
[小霧]「3時間くらいー?」
[悠心]「ごゆるりと楽しみやがって。」
[小霧]「いやー、なんかやっちーに家から追い出されたんだよねー。」
[悠心]「誕生日パーティーの準備だな、間違いなく。」
[小霧]「うひょー。どんな感じで祝ってくれるんでしょー。」
[悠心]「ん、電話だ。……もしもし?」
[絃葉]『あ、もしもし悠心、今帰り?小霧もそっちいる?……まだ準備整ってなくて、もう少し小霧の足止めしといてくれないかな!』
[悠心]「んー。……だってさ。」
[小霧]「ほう。なら久々にサシで話しますかー。」
[悠心]「適当にこの公園でいいか。ちょうど目の前にあるし。」
[小霧]「飲み物買ってくるねー。」
[悠心]「奢らせろ。」
[小霧]「やりー。」
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(缶を開ける快音)
[小霧]「ぷはー。ウォーキングの後のコーラは格別ですなー。」
[悠心]「さっきも飲んでただろおまえ。」
[小霧]「ねーゆーみ?」
[悠心]「なんだ?」
[小霧]「仲良くしてくれてありがとねー。」
[悠心]「はは。なんだよ急に、しおらしい。」
[小霧]「んーん。わたしあんまり友達多くないから。」
[悠心]「数より質だろ。私らじゃ足りないってのか?」
[小霧]「んーや。満足してるよー。」
[悠心]「ならいいだろ。それなりに助けるし、それなりに足引っ張ってやる。」
[小霧]「ふはーは。余計な心配だったかもー。」
[悠心]「ん。じゃあソシャゲでもして時間潰すぞ。」
[小霧]「んー?いやー、わたしちょっと今日はもうちょっとゆーみと話したいかもー。」
[悠心]「なんだよ。おまえには靡かないぞ。」
[小霧]「口説こうとはしてませんがー?自意識過剰ってモンじゃないんですのー?」
[悠心]「うるせーな。敏感になってるんだよ。」
[小霧]「わー、全身敏感ゆーみだー。ご近所にお住みのみなさーん!?ゆーみの全身は敏かもごごご……」
[悠心]「何叫ぶ気だあほ!」
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[悠心]「……で。」
[絃葉・八葵]「なに?」
[小霧]「これ作ってたから遅くなったのー?」
[ホールケーキのコスプレをした八葵]「そうだよ?」
[悠心]「……誰の意向だ?」
[絃葉・八葵]「メイちゃん!/命!」
[命]「えぇ!?私!?」
[悠心]「ホールケーキコスは許そう。」
[小霧]「だがめーちんに罪を擦り付けたことは許さなーい!サンダガ!」
[絃葉・八葵]「モ゚モ゚モ゚モ゚モ゚モ゚モ゚モ゚モ゚モ゚」
[命]「秋ちゃん!小霧!やりすぎだよ!!!」
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【ひとこと】
私事ですが、本日を以て20歳になりました。
“一般成人男性の綴る女子高生の日常”というなんとも奇妙な出で立ちの本作ですが、これからもどうぞ生温かい目で見ていただけると幸いです。
お酒は不味かったです。
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