2話目・座学
明日から本格的な”訓練“を始めるらしい。今はそのための
「
基本的なものだな。魔法学校で耳にタコができるほど聞かされた。
「わかるかい?」の圧がすごい。ちゃんと言わないと。
「
「あぁ、そうだな。じゃあこの順番の意味を答えてくれ。」
「どんな
「完璧だな。難しいが3つの素の詳しい意味も答えられるかい?」
これは…うろ覚えでしかないな。なんとか誤魔化していうしかない。
答えないとやばいと俺の本能が言っている…!!って何考えてんだ俺。
もう絶望的な状況過ぎて深夜テンションになってるわ。
「
効果範囲や威力によって魔力の代償は変わります。もちろん効果範囲や威力が強いほうが魔力の代償は高くなります。」
「どうやら、基本は十分のようだな。それではこれから応用をやっていこうか。まず、魔力というのは属性がある。ただ、しっかりした属性ではない。あー例えば火の魔力を持っていたときに火を使う
魔力に属性があるなんて聞いたこともない。もともと魔力は具現化だから、想像できるものなら何でもできてしまう。まぁ、そのために魔法規律があるんだけど。
「魔力の属性というのは、生まれたときから決まっているんですか?」
「あぁ、いい質問だね。生まれたときから決まっている人が1000年に一度現れるという噂はある。しかも、確定で勇者の素質を持っているとか。まぁ大体は過去の経験が多い。経験によってイメージしやすくなるのかもしれないな。大陸魔法連邦の秘密裏に行っている調査では半分以上がトラウマらしい。」
あの公的機関が秘密裏に行った調査の情報を持っているとかまじやばい…
ここから逃げ出したくなってきた。いや、多分無理だ。逃げ出せない気がする。
「どうやって魔法の属性というのはわかるんですか?なにかそういう機械があるんですか?」
「機械はまだ作られていないよ。今、開発をしているらしい。君の左目の魔力が視える義眼あるだろう?それに魔力を込めて精度を上げていくと属性が感じられるようになる。気になるなら、明日の訓練でためして見ようか。」
感じられるってどういうことだ?めっちゃ気になるなぁ。即答しただろうな相手がこいつじゃなくて魔法学校の教授や先生なら。少しぐらい現実逃避したっていいよな。
「とてもやってみたいです。お願いします。あ、あと名前を教えて頂きたいです。明日から先生と呼びたいので。」
「あぁ、私としたことが名前を言うのがまだだったね。これは失礼。
私の名前はイスカリオット・シスレーだよ。明日から訓練頑張って行こう。」
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