回避不可の落とし穴

 穴。



 下を見た時には真っ暗で、何も見えない。

 声を上げるが、誰にも聞こえることはない。

 何故ならば、このダンジョンは俺だけにしか開かない特別なユニークスキルのダンジョンである。

 視界が暗い。

 両手を伸ばした、辺りにスイッチのようなものがあるかもしれないと思って両手を横に振ったりして障害物があるまで暗い中を歩き続ける。


 魔剣は、無事であろうか?そんなことを思いながら歩いていく。

「まあ、あのゴリラなら大丈夫だろう」

 ふと、何かが手に当たったのがわかった。


 凄く柔らかい。

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