ダンジョンルート再開
「本当にありがとうございました。これで戦争をすることはなくなりました。謎の魔剣使いにより戦争は中断ということになったみたいです。特別にお礼を」
女神は微笑むと手のひらに光を握った。
さらに手のひらの光を強める。
目の前に現れたお守りのようなものだ。
「これは私、女神の力が込められたお守りです。この力がはやと様を守ってくれます。どんな困難な状態でも希望を持ち続けることができるでしょう。ハーレム出来るといいですね。私も女神でなければハーレムに加わりたいです。では」
「ちょっと、待って、女神様。ハーレムに入るなら今でしょ!!いま!」
女神は俺の目の前から消えていく。
とてつもない嫉妬のオーラが俺の背後からぞわぞわと感じ振り返ってみる。
「誰よ、あの女?!」
「そ、そうです、誰ですか?!」
「あれは女神様だ。お前たちのようなご、」
お前らのようなゴリラとは違うと言おうとした。その瞬間、俺の顔面にストレートパンチが直撃する。直後、背後に倒れたのちに俺の上に二人は馬乗りになる。
ゴスッ、ゴスッと殴られる俺。
痛い。だがオート回復で回復する。そしてまた殴られて痛い思いをする。
まるで拷問ように感じるが、女神に嫉妬したのだろう
仕方ない。あの美しさを見て俺が女の子ならば同じく嫉妬してしまうだろう。
や、やめろ、俺の顔面を殴りすぎるな。せっかくイケメンになったというのにブサメンに戻ってしまうだろうが!!
クラリエが前にいるならば、その後ろにいるのはクワイエか。カチャカチャ音がする。や、やめろ、ズボンを脱がすな。な、なにをする気だ。こんなところで童貞を卒業するというのはなんとラッキーなと思ってしまった。
そう思っていたが、予想を上回る事態に発展した。
「お仕置きは、これからです!!」というとカチャカチャしていたベルトを手に持ち、立ち上がると俺の前に立つとベルトを鞭のようにして俺をはたく。
痛い。
その結果、すいませんでしたというと魔力を吸われることになり始めたのでじっとしていた。これ以上何か言ったら何をされるかわからない。
♦︎ ♦︎ ♦︎
そんなわけでダンジョンルート再開。
試練の間をクリアしたので新たな通路が出来ているようだ。俺たちは、お宝を求めてダンジョン探索を開始した。
暗いな、近くに壁がある。下が見えないから壁を手すり代わりにして歩いていく。
気をつけて歩かないとな。そう思っていると
壁の妙な違和感を感じてすぐに手を離す。
ダンジョンルート初のトラップを起動させた。
もしかして回避は可能か?
ー起動したトラップは回避不可です。
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