ケルド対カイ

 ケルドは魔力を解き放つ。

 こちらを魔力で勝てないと思わせる作戦のようだ。

 だが、大したことないの魔力量、これくらいの魔力で勇者と名乗るには弱すぎだ。

 俺は、リリーシャとの戦いで本気を出すと言ったがあれは本気ではない。このエセ勇者に対して怒りを感じているので本気を出すことにした。今回はマジシリーズを使いたい。


「マジマジック、ファイアボール極冷」


 俺の創造魔法とこの世界の魔法を組み合わせた。

 オリジナルの蒼い炎のファイアボール。

 普通のファイアボールは火炎による熱さを利用した攻撃魔法。

 オリジナルファイアボールは、冷却。ファイアボールとは真逆の性質を持つ攻撃魔法。氷で相手を冷やすというよりかは低音のドライアイスを相手にぶつけて低温火傷にした後に冷やして体力を奪っていくという。地味な嫌がらせをしていく。


 頭にクエスチョンマークが浮かんでいるケルドに対して

 その魔法を放つ。剣でガードをしようとしているが無駄だ、狙いは身体。なんともないと安心を得た顔に変わる。しかし、冷却の効果は、一度だけでは効果を発揮しない、何度も連続で魔法を放つ必要性があるためだ。「効かないな」と言いつつ俺に斬りかかってくる「光雷斬 !!」雷を纏った剣を振りかざすと三日月のような形をした衝撃波が地面を抉り俺に向かってくると。

 手の平でその衝撃波をビンタの要領で弾く。ビタンっという音ともに衝撃波は俺の後ろ斜めに弾き飛ばした。

 なっ !!という顔をしているケルドに対して俺はファイアボール極を投げつけた「はっはっはっ効かないぞ !!」次の剣技を構えようと剣に力を入れた。しかしながら、冷却の効果があらわれて剣を大地に落とす

 カランという音を立て、手がガチガチと震えているようだ。


「な、なにをした?俺に何をしたあぁぁぁぁ ! ? 」


「寒いだろ。さぁて教えてあげたいけど、ははっ、さっきまでいきがっていたのに今、魔法を当てるだけの的だよ。お前」


 ケルドは「こうなったら奥の手だ ! !」

 というと、ポシェットから怪しげな小瓶を取り出して震える手を小瓶の蓋をとり紫色の液体を飲み干す。その後、ケルドの身体の筋肉が膨れ上がっていく。

「に、げるんだ。カイ、ケルドは奥の手を使って生き残ったものはいない ! ! 」

 リリーシャは俺に声をかけてくれているようだが心配はいらない。


「俺は逃げない」

 そういうと俺は、普通のファイアボールを放った。



 ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎


 【あとがき】


 数ある作品の中、私の作品を選んで頂き

 そして、最後まで読んでいただきまして

 誠にありがとうございました!


 もし、

「続きが早く読みたい!!」

「なにこれ!?面白い!!」と思ったら、

 執筆活動の励みになりますので

【★評価】【フォロー】を

 ぜひお願いします(>人<;)





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る