第15話トラブル発生!

ー前回のあらすじー

元気いっぱいの中二病、朝貝栄一はギルドに遅刻してしまう。

そして、先輩ギルド職員から叱られてしまい、落ち込みながら受付へ行くと

ザマァ系主人公が追放されていたのだった。

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「ギャハハ!こういうこった!残念だったな、アレク!」


でかい図体の大男が汚く笑う。


「そ、そんなの酷いよ....。」


追放された側の少年はこの世の終わりのような顔をしていた。


その様子を見て思う。

(えっ?これあれじゃない?ザマァ系じゃない?)


説明しよう!

ザマァ系とは主人公が敵をボコボコにして見返すような、読んだ後に胸がスカッとするような作品のことである!


(いやぁ~、まさか異世界で生追放が見れるとは....。)

流石ですな!異世界!


そんな事を考えていると、突然大男の前に小柄な赤髪の少女が立ち塞がる。


「ちょっと!あんたたちまたアレクのことイジメてるの!?」


どうやらアレク?くんのお友達のようだ。


「ああ!?エマ!テメエにゃ関係ねえだろうが!!!」


「いいんだよエマ...、僕はもう大丈夫だから....。」


筋肉だるまの罵声に怯えながら、アレク君が弱々しく答える。


「大丈夫なわけ無いでしょ!そんなに泣き腫らして!」


ん〜、アレク君の面倒見ている感じ姉御肌系のヒロインですかな?


「おいおいおいおい!これはアレクと俺たちの問題だ!勝手に首突っ込んでんじゃねえよ!」


「何言ってんのよ!私とアレクは幼馴染なんだから!」


「あっ!?だからなんだってんだよ!」


エマと筋肉だるまが口論を始める。

っていうかなんでこれを誰も止めないんだ?うるさいだろ。


仕方ないのでエマと筋肉だるまの間に割って入る。


「すみませんが当ギルドでの喧嘩はお辞めください。」


フッ、決まった....。まさにエリート職員って感じですな!


「部外者が入ってくんじゃねえよ!オラッ!」


いきなり、筋肉だるまが殴りかかってきたので慌てて腕を掴む。


「職員への暴行は規約違反ですよ?」


すると、

「おい、あいつ今ビクターの腕止めなかったか?」

「嘘だろ....。<煉獄>のビクターって言えばバカみてえな腕力が自慢だったろ?」

「何だあの職員....?」






.......あれ、俺なんかやっちゃいました?














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*あとがき*

読んでくださりありがとうございます!

「面白いッ!」「無自覚系!?」「先が気になる!」と感じた方はぜひレビューをください、励みになります!

1000pv超えました!嬉しすぎてアドレナリンびしゃびしゃしてます。

これも読んでくれた皆様のおかげです!これからもよろしくお願いいたします。

設定11ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エマさんもAランク冒険者です。ちなみに、職業は魔法使い。

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