ボクのおかあさん

この話は１番最近我が子として迎えたチャオのお話です。
朝起きてから夜寝るまでずっと一緒のお話です。
野良猫達も私のようなうつ病患者もその日を生き抜くということが、とてつもなく難しい。私は自死をせずに一日を過ごすこと、野良猫達は車に轢かれず、人間に虐待されず食べ物を見つけて生き延びること。
生きていた毎日で、子供の頃から心を許せるのは猫だけでした。
父親からは虐待を受け、妹には先立たれ、最愛の母もガンで見送りました。
私の心の支えは猫だけでした。
愛らしい瞳で見つめられると、私でも生きている価値があるような気がしました。
どんなに辛い時も、もう死んでしまおうと思う時も、「おかあさん！」と私を暖かく包んでくれる天使達。
私を信じて頼ってくれるこの子達を裏切ることはできない。
私が死んだら、この子…続きを読む