ファンタジーの世界で究極の敵になった！

第26章："XPの消費"

アビスは自分が発見したことに驚いた。スキルやそのXPに関連するシステムを見ることはもうできないだろうと思っていたが、彼女はそれを発見したのだ！しかし、彼女は発見したのだ。

この場所に来て唯一彼女が後悔したのは、今の体を設計しているときに貯めたXPを使えなかったことだった。しかし今は、最初の頃に貯めたXPだけでなく、ここ数回の戦闘で集めたXPもあり、見るからに経験値は豊富だった。

アビスは泣いていた。それだけ彼が経験していることが重要だったのだ。涙をこらえるのは大変だったが、それはゲーマーの幸せな叫びだった。 10代の女性たちの水しぶきで濡れていなければ、彼女の涙は今頃目立っていただろうが、彼女は大量に泣いていたので、近くにいた者は誰も気づかなかった。さらに悪いことに、彼女は目を閉じ、頭は上を向き、背中は川岸の土の上に横たわっていたため、眠っているように見えた。

とはいえ、彼女に起こっていることを信じるには、すべてが良すぎるように思えた。アビスは、これが自分の脳の幻影なのかどうか疑わしくなり、XPをスキルに投資して、これが現実なのか、それとも気のせいなのかを確かめることにした。

膨大な数のスキルの中には、取得できそうにないものもたくさんあった。今のところ、彼はそれらをアンロックする方法をよく知らなかったので、それらにあまり注意を払わず、すぐに投資できるスキルを探して時間を浪費することにした。

うーん、これならうまくいくかもしれない。天使を2つの種族のうちの1つに選んだときに【治癒促進】スキルを取得したときは、自分のことを考えてやったんだ。ソロでプレイするつもりだったけど、そうもいかないから、味方を癒したり、助けたりするスキルを手に入れなくちゃ』。そう興奮気味に語った。

そう思ったアビスは、味方を助けたり癒したりできるスキルを調べ始めた。分後、彼は探していたものに似たものを見つけた。そのスキルは[浄化の祝福]という名前を持ち、実のところ多くのXPポイントを消費した。

彼は一つのスキルに300ポイントもかかるとは思ってもみなかった。前代未聞のことだ。ゲームの中でさえ、スキルがここでの価値と同じになることはありえない。 [浄化の祝福]は、ほとんどすべての精神的介入を癒し、取り除くことができるスキルだ。少なくとも、このスキルをアンロックする場所に小さく表示された説明にはそう書かれていた。私はこれを素晴らしいスキルだと思った。ゲームの中でさえ、こんなことは聞いたことがなかった......まあ、こんなスキルがあることも、聞いたこともないだろうということは予想できたことだった。

彼にとってはとても良いスキルに思えたので、迷わず300ポイントを費やした。しかも、もっと使えるポイントがあることを考慮してのことだった。そうでなければ、1つのスキルに全部使うことはなかっただろう。彼はそんなことをするのはバカバカしいと思っていた。

この能力をダウンロードしたり、解除したりするとすぐに、アビスは目を開けて隣の女性を見た。彼女も彼女を見て、見つめ合いながら、アビスは言った。"浄化の祝福！"と。その選手はこれを試してみたいという気持ちが強く、自分の体に何か使えるかどうかを聞く時間さえとらなかった。

誰もがアビスと目の前の女性に視線を向けたのは、彼女があげた大きな悲鳴のせいだった。

その選手は30代から40代と思われる女性に、いわゆる能力を使ったのだ。一目で体の一部が焼けただれているのがわかる。顔半分と右胸が同じ状態であり、全身にあざがたくさんあった。

しかし、彼女が突然悲鳴を上げると、このデミ・ヒューマン女性の頭上に金色の円が現れ、自転し始めた。そして、魔法陣は完全にデミ・ヒューマンを照らし出し、何事もなかったかのように消えた。

アビスが魔法陣の出現を見た瞬間に思ったとおり、デミ・ヒューマンは完全に治癒していた。彼女の体はもう火傷をしておらず、あざもなかった。彼女がずっと前に負った傷さえ消えていた。

その女性の絶大な変化を見ただけで、誰もが悲鳴を上げた。あまりの驚きに、彼らは答えを求めてアビスを取り囲んだ。彼らは皆、リーダーが自分たちにも同じことをするのを望んでいた。結局のところ、彼らのほとんどはひどく打ちのめされ、外見もいくらか損なわれていた。

多くの裸の女たちに追い詰められたアビスは、ため息をつき、冷静に簡単な説明をした。後で一人ずつ使うことを約束した。

誰も文句を言わなかった。しかも、みんな歓声を上げ、もう女主人を煩わせることはなかった。

アビスの喜びは筆舌に尽くしがたいものだった。表には出さなかったが、心の中では喜びを叫んでいた。アビスは、自分の思考の中で見たものが、実際にある種のシステムであることを確認することができた。

まだXPポイントはたくさん残っていたので、彼はスキルの探求を続けた。アビスは[影]と[メンタルコントロール]のスキルをアンロックした。どちらも戦闘で使うスキルで、前のスキルのように後方で使うものではない。

[影]は影を召喚し、気の向くままに操ることができるスキルだ。これは150XPポイントなので、前のスキルほど高価ではない。一方、[メンタルコントロール]スキルは100XPで、その名の通りメンタルコントロールを可能にするスキルであり、肉体的にも精神的にも存在をコントロールしたり、影響を与えたり、破壊したりすることがかなり簡単にできると私は考えていた。精神的な能力でありながら、肉体的なダメージを与えることもできる。

この後、祝ってくれた人たちの中で一番喜んでいたのは、内心嬉し涙を流していたアビスに他ならなかった。彼女は今、幸せであり、この世界に来たことを後悔していない。

この3つのスキルをアンロックした後、まだ試していない2つのスキルを試したいと思ったが、その時ではなかった。いくつかのXPポイントを使った後、アビスは実際に持っているXPをすべて使っていなかったので、残っているXPはいつか緊急に必要なスキルに使うために取っておくことにした。

プレイヤーはまた、頭の中のシステムを利用して、[ルーラー]スキルについての疑問を解消した。彼女は、このスキルが[メンタルコントロール]と多少似たような使い方をしているが、実際には同じではないことを発見した。この能力は、何よりも個人に影響を与えることができ、コントロールすることはできない。また、マインドコントロールとは異なり、これはいわば個人を集団でコントロールすることができる。間違いなく素晴らしい能力であり、無限の使い道があるものだが、【支配者】と【メンタル・コントロール】の両方の能力を同時に使えたらどんなに素晴らしいだろうと考えたら、もっと楽しくなった。

-続ける