黒猫？え？この服透けてないっっ！！？？

第9話 美しき脅威

旅の途中、アリシア、クロウ、そしてエドワードは、一休みのために美しい湖畔に立ち寄った。湖の透き通った水面は、太陽の光を反射してきらめいており、その光景は息をのむほど美しかった。

「ここで少し休もうか」とエドワードが提案した。

アリシアは喜んでその提案を受け入れ、湖のほとりに腰を下ろした。

彼女は白くほどよい肉付きの脚を優雅に伸ばし、湖の水に足を浸した。純白の衣装が水面に映り、その繊細な生地が彼女の早熟した体つきをさりげなく際立たせていた。

クロウはアリシアの隣に座り、静かに彼女を見守っていた。

彼女の側面からは、若さに満ちた曲線美が感じられ、その光景はどこか官能的だった。

エドワードはアリシアの姿を見て、無言で微笑んだ。彼はアリシアの純真無垢さと同時に、彼女の中に秘められた力強さにも気づいていた。

しばらくの静寂の後、アリシアは湖のほとりから上がり、軽やかに立ち上がった。

彼女の動きは猫のようにしなやかで、そのたびに彼女の衣装が軽く舞い上がり、彼女の魅力的な体のラインが垣間見えた。

「いつのまにかこの派手な衣装にもなれちゃったな。みんな褒めてくれるし。」

「……もし、元の世界に戻れたら、思い切ってイメチェンしちゃおうかな…」

アリシアは木漏れ日を見つめていた。

「アリシア、そろそろ出発しましょうか」とクロウが言い

「うん！行こっっ！」

アリシアは何かを吹っ切るように答えた。

彼らが森の奥深くを進んでいると、深い森の中で一人の美少女に出会った。

彼女は長い銀髪を風になびかせ、目は深い青で、まるで夜空の星のように輝いていた。アリシアと同じくらいの年齢に見えたが、その美しさはどこか超自然的で、圧倒されるほどだった。

「こんにちは、旅人たち。私はリリア」と彼女は穏やかに言った。

アリシアはリリアの美しさに見とれながらも、「こんにちは、私たちは…」と返事をしたが、その瞬間、リリアの様子が一変した。

突如、リリアの手から強力な魔法の光が放たれ、三人を襲った。

「あなたが光の巫女……」彼女の声は冷たく、不吉な響きを持っていた。

エドワードはすばやく剣を抜き、輝く光の壁でアリシアとクロウを守った。

「気をつけて、アリシア、クロウ！彼女はただ者ではない！」

リリアの魔法は強烈で、周囲の木々が次々と倒れ、地面がえぐられていく。

彼女は手を振るうたびに、氷の刃や火の渦を生み出し、三人に襲いかかった。

クロウは敏速に動き、アリシアを避難させた。「アリシア、こっちよ！」

エドワードは剣を振るいながらリリアと対峙した。

彼の剣から放たれる光は魔法の一撃を弾き返し、リリアの攻撃を何度も阻止した。

アリシアは自身の中に秘められた「光の巫女」の力を呼び覚まし、その光はエドワードの勇者の力を増幅させた。

そして再びエドワードの剣先から放たれた光の力がリリアの魔法と激しくぶつかり、大きな爆発を起こした。

そして静寂……。

「リリア、なぜこんなことを！？」アリシアは叫んだ

リリアはうすら笑いを浮かべながら言った。

「あなたもいずれ私のように…」彼女の言葉は謎めいていた。

その瞬間、リリアの体は光に包まれ、彼女は突如として姿を消した。

残されたのはただ、彼女の言葉と、戦いの痕跡だけだった。

エドワードは息を整えながら言った。「彼女は何者だったんだ…」

クロウは心配そうにアリシアの手を取った。「大丈夫、アリシア？」

アリシアは少し震えていたが、勇敢に頷いた。

「うん、大丈夫…でも、リリアの言葉が気になるわ。彼女は何を意味していたのかしら…」

三人はリリアの謎を胸に、再び雪山への道を進み始めた。

彼らの旅は予想外の出来事に満ちていたが、それでも彼らは前に進む決意を新たにした。

しかしアリシアの心には、言い知れぬ不安が影を落とすのだった…。