第2話~異世界転生した現代のマッドサイエンティスト、魔法大学に入り運命の出会いを果たす~

あれから数年すうねんち、かれらのわらないことにすごおどろいてしまった…


理由りゆうちちははあね、そして、ほか家臣かしんたちも一切いっさいとしてとしをとっていないのだ。


なぜなら、かれらの正体しょうたいは…。


そう!"吸血鬼きゅうけつき"


成人せいじん姿すがたのまま、見目麗みめうるわしい姿すがたときまったかのよう空気くうきをまとった存在そんざいたち


現代げんだいでは同人誌どうじんし小説しょうせつなかだけにしか存在そんざいしていなかったはず…この世界せかいには魔人まじんるといたことがある…うん。ありえる』


-そう。ここはなのだ-


だから魔人族まじんぞくはとヒューマンとでながあいだ共存きょうぞんしてきたという。


さて、みなさん、ここからは自分じぶん何故なぜ同性どうせいあいされる物語ものがたりかたっていこう。


-とき正午しょうごまえの大学だいがく敷地内しきちない-


「さて…。ぼくは、これから、この大学だいがくかよわけだけど。姉貴あねきわせしてるんだが、見当みあたらんな…どこほっつきあるいてんだか。」


おれ=ぼく、つまり転生てんせいしたときかたおよびだ。


としはなれた研究科けんきゅうか博士号はかせごう魔法動物界まほうどうぶつかい天才てんさいうたわれた研究者けんきゅうしゃ、そう!ぼく姉貴あねき"ベガ・エミリア・アナマリアーナ"


彼女かのじょまれつき魔法動物まほうどうぶつかれる能力のうりょくっていた。


彼女かのじょうと動物どうぶつたちは服従ふくじゅうするのだ


「ベガ姉様ねえさま~!どこですか?大学だいがく一緒いっしょめしたべよう!って言ったじゃないですか…」ときながらさけぶとくさむらがれた。


「あれ〜、スーちゃんじゃん!どしたの?って…。あ〜!そっか今日きょうか!?わせしてたの、わすれてたわ笑」


くさむらから見知みしったこえがした。


たか白衣はくいたウルフカットの銀髪ぎんぱつの赤いをした美女びじょあられた


「ごめんね〜、自分じぶんさ、新種しんしゅ魔法動物まほうどうぶつ研究けんきゅうわってなくてさ笑、だからしてたことわすれてたんよね…ゆるして?」と、てへぺろ?みたいなかお彼女かのじょわせあやまってきた


姉様ねえさま…またですか…?わすれっぽいの、なんとかならないんですか??」


かおを膨らませたあと、ぼくはなしかける。


すると姉様ねえさまは、また、てへぺろ〜みたいなかおをし「本当ほんとうに!ほんとに!ごめんて…研究けんきゃう没頭ぼっとうしてたら約束やくそくわすれちゃったんだってばぁ〜。ゆるしてよ…(泣)」と今度こんどは泣きじゃくる。


「はぁ…ほんと仕方しかたない人なんですから…ぼくが、いつまでも貴女あなた面倒めんどうみれるわけじゃないんですから、をつけてくださいよ…?まったくもう。」


ぼく腕組うでくみをし、本当ほんとうにプンスカぷんなかおをするも内心ないしんでは心配しんぱいしているのだ…


この姉貴あねき研究けんきゅうにしか才能さいのう発揮はっきしない、世話せわしてあげたくなる系の年上としうえおねえちゃんなんだ。


かわいすぎる姉貴ひとだ…

うんうん。


まぁ…。そんな、こんなで、ぼく大学だいがく一番ばん秀才しゅうさいである、この普段ふだんはダメな姉貴あねき大学だいがくまわり、施設しせつ紹介しょうかいしてもらうことになった!!


「さてと!スーちゃん、これから、わたしたちと沢山たくさんいろんなこと、まなぼうね~」と、あれだけきじゃくっていた姉貴あねき顔色かおいろくなり、いつのにかっていた


もう、れたのだろう…

いつものことだ。


『さてと…、ぼく勉強べんきょうしていくうえでも施設しせつ紹介しょうかいすごく、有難ありがたい…、うん。けてくれた、姉貴あねき本当ほんと感謝かんしゃだな笑』


かくしてぼくらは沢山たくさん学部がくぶまわることになったのだ。


たのしみでしかない!!


-転調てんちょう-


さて…、場所ばしょわり、約束やくそく場所ばしょからすこはなれた場所ばしょには大学だいがく母屋おもやがある。


ここからはとの出会であいの物語ものがたりが始まります。


かたぼく姉貴あねき!ごらんあれ。


「さて!ここが明日あしたからスーちゃんがうことになる、公立学園こうりつがくえん 魔法大学まほうだいがく"アカシア学園がくえん"そして、基本的きほんてき座学ざがく共通きょうつう教養きょうようまなぶ、全校生徒ぜんこうせいと母屋おもやです!!」


「なるほど~、ここが…。それで?なかにははいれるのですか?姉様ねえさま??」


姉貴あねき威張いばるかのような格好かっこうで「もちろん!今回こんかいは、この"アカシア学園がくえん"きっての主席合格しゅせきごうかくにして、博士号はかせごうつ、わたし学園長がくえんちょうよりおお使つかったのだから、案内あんないまかせなさい!!」


「そうなんだ…、うん。わかった!よろしく」


というわけで、由緒ゆいしょある魔法大学まほうだいがく母屋おもや案内あんないしてくれるから、たのしみにしててね!


-転調てんちょう-


まえには巨大きょだいおおきくて、うつくしい建物たてものが、そこには、あった!!


建物たてものとしては、かなりふるめにえて、案外あんがいあたらしいようだ。


こそ、古代こだいローマのような、様式美ようしきび沢山たくさんつまっている、素敵すてき母屋おもや


なかも、それなりに綺麗きれいではるが、一部いちぶ部屋へやふるく、ひらきにくく、かぎかった状態じょうたいだし本当ほんとうむかしからある建物たてもののようだ…


「ふ〜ん…。母屋おもやって、意外いがいふるめかしいんだね~。ねぇー、姉様ねえさま?ここって、いつの時代じだいてられた建物たてものなのか、ってます??」


まえある姉貴あねきはなしかける。


すると…「そうね…。たしか…最古さいこ時代じだい西洋人せいようじんが、このくにときに、てられたものだといているわ。むかし、デザインがっていたとかで、注目ちゅうもくされていたわ。」とはなしてくれた。


『なるほど…、なんだろう…。このなつかしいかんじ…。どっかでたような…。』


ぼくは、そうおもい、見上みあげていたかおげ、ようやくまえあるいていた姉貴あねきあといてく。


すると、姉貴あねき一室いっしつまえあしめた。


「あの~、姉様ねえさま?ここは何処どこなのですか…?」とくびかしげていてみる。


すると「ここ?ここはね、学園長室がくえんちょうしつよ!あ、そうそう。いまたしか、このくに王子様おおじさま待機たいきされているそうよ?理由りゆうは…、わらからないけれど。多分たぶん、スーちゃんのうわさきいてってたかったんじゃないかしら…。」


「ふぅーん…。なるほどですね…。このくに王子様おおじさまですか…。どんなかたなのでしょうか…。になるからてみたいです!」


ぼくすこ期待きたいふくらませたひとみけながらニコニコわらいかけた。


すると…


「そうね!スーちゃん、緊張きんちょうしないで?やっぱり、人付ひとづ苦手にがてだからこわいの??と不安ふあんそうなかおをし、まゆゆがませた…


しだけ緊張きんちょうしてますね…。なんか失態しったいをするんじゃないかって、ヒヤヒヤしてますよ。」とこたえる。


すると、姉貴あねきが「まぁ…、大丈夫でしょう…。そこまで緊張きんきょうしなくても相手あいては確か、公国こうこくの第3王子だいさんおうじよ、いわゆる4番目ばんめ子供こどもだからすえなのよね~。可愛かわいと評判ひょうばんらしいのよ」


そのはなしいてぼくは…


「へぇー。そうなんですか…。だい3王子おうじね…。じゃー、すえってことは、勉強べんきょうしにたんですか?」とぼく姉貴あねき質問しつもんすると


「そうそう!なんか、スーちゃんとちいさいとき面識めんしきあったみたいでさ〜。いたかったみたいよ?あとね、そのそのとき知識ちしきいろいろおそわって感謝かんしゃいたかったらしいからって理由りゆうるみたいね…。」


そう姉貴あねきわれて記憶きおくさかのぼってみよう…


-転調てんちょう-


それは、いまから数年前すうねんまえのこと…


ぼくが、まだちいさかったころ公国こうこくひらいた茶会ちゃかいり、そこでぼくだい3王子おうじ出会であっていたらしい…。


それこそ、運命うんめい相手あいて?なのだろうか…


場所ばしょ公国こうこく屋敷やしき、いわゆる"公国こうこくしろ"の敷地内しきちないにある、デカいにわだ。


『でっかいにわだな〜と、ときおもったが、あのとき出会であった自分じぶんよりもちいさな、可愛かわいらしい少年 しょうねんが、まさかの公国こうこくだい3王子おうじだったとは…』


-転調てんちょう-


回想かいそうシーンがわると、ぼくあたまなかむかし出会であったこと少年しょうねんが、だい3王子おうじだったことにづく。


かれとは、あれ以来いらい、1えなかった理由りゆうが、ようやくかったがした。


「さてと、そろそろなかはいろうかね~。スーちゃん!こころ準備じゅんびはいい?しっかりするのよ〜。そば見守みまもってるからね!頑張がんばれっ!!」とちいさくこぶしかおまえして、ぼくかおまえす。


「はい!姉様ねえさま!!大丈夫だいじょうぶです!頑張がんばります!!」


そうぼくこぶしかおまえかかげ、姉貴あねきこぶしわせた。


-転調てんちょう-


とびらけると、そこには学園がくえん制服せいふく一人ひとりわか子供こども年老としおいた学園長がくえんちょうた。


「よくたね!わしは、この学園がくえん学園長がくえんちょうです。そして、となりるのは、公国こうこくだい3王子おうじの"ダニエル・マルミアーナ"くんだ。仲良なかよくしてやってくれ。挨拶あいさつしなさい。」


そうわれ、学園長がくえんちょうとなりにいる美少年びしょうねんは…


かみいろ金髪きんぱつのウルフカット、碧眼へきがん右目みぎめしたきぼくろ、クリクリお目目めめ完璧かんぺきなまでの美少年びしょうねん


うん。きなタイプのかおでした


「はじめまして…、じゃないですよね?だって貴方あなたからむかし大事だいじなひとの面影おもかげかんじます。記憶きおくただしいのならば、あのひとらなはず…」


そう一瞬いっしゅんだけおもい、くびかしげ、ぼくかおを、マジマジとていた。


「えーっと、うん…。多分たぶんあってますよ?だって、ぼく貴方様あなたさまむかし記憶きおくである、あのかた面影おもかげかんじました…。是非ぜひとも、ぼく貴方様あなたさま御学友ごがくゆうにしてください!おねがいします!!」とひざまづいて、挨拶あいさつをすると…


かおげてください!わたし貴方あなたえただけでもしあわせなのに…。御学友ごがくゆう…、いいんですか!!なら、なってください!これから、わたしの"相棒あいぼう"として!!」


そう王子様おうじさまはニッコリわらった


それをいてぼくは、素直そなおかおを上げた。


「あ、はい。王子おうじぼくは、この学園がくえんに、今日きょうからかよわせていただきます。''スバル・ミハイル・アナマリアーナ"ともうします。町外まちはずれにある、もりのなかの辺境へんきょう屋敷やしきんでおります。この学園がくえんりょうに、お世話せわになります。よろしくおねがいいたします!!」


そう挨拶あいさつすると、王子おうじは…


「そんな、かたくならないで?わたしは"3"ですし、貴方は確か、私より年上でしたよね…?なので、全然ぜんぜん敬語けいごやめてくださいよ…。

」と再びニッコリ笑いかけてきた。


「え?あ、はい…!ですね!ダニエルさま。これからよろしく!!」


そううと、ダニエルはうなずき…


よろしくね!スバルさん!えーっと…、わたし貴方あなたたしか、りょうおなじ、さらには、部屋へやも、同室どうしつようですよ?先程さきほど学園長がくえんちょうよりきました!寮長りょうちょう何故なぜか、わたしになりました…。なので、貴方あなた副寮長ふくりょうちょうみたいですよ…?」


それをいてぼくは…、面食めんらってしまった。


「え…?副寮長ふくりょうちょう!?ぼくが?!いや…、いきなりすぎではありませんか?!ぼくまだ学園がくえんもないのに…。そんなの、むちゃくちゃな!!」


そうぼくうと、王子おうじらはニッコリわらってぼく


「それはたしかに、そうですが…。学園長がくえんちょう推薦すいせんですからね!拒否きょひ出来できませんよ?わたし一緒いっしょに、りょう墓守はかもり、がんばりましょう~」


そうって、またニッコリわらった


かくして、ぼくらは、出会であった…

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