第22話 イメージについて

ユウキ「今回はイメージについて、解説だ!」

アリス「よろしくお願いします」

ユウキ「創作するうえで、イメージってやつはとても大事なんだ」

アリス「う~ん、そういわれても、実感が湧きませんね……」


ユウキ「小説は”存在しないもの”を説明する必要があるんだ」

アリス「ファンタジーとか書くと、特にそうですよね」

ユウキ「ある意味じゃ、自分のイメージを説明しているといっても良い」

アリス「ええ。ですからイメージは鮮明にした方が良いのですよね?」


ユウキ「ああ。鮮明なほど説明できる内容が増え、世界に深みが生じる」

アリス「問題はどうやって、鮮明にイメージするかですね……」

ユウキ「と言う訳で、今回はイメージ力を上げる、2つの特訓を紹介だ!」


・小説を読む(ラノベでもOK)

・頭の中で動きを真似してみる


ユウキ「こんなところだな」

アリス「理解できるものと、そうでないものが混じってますね……」

ユウキ「まあ、順を追って解説していくから!」


・小説を読む


ユウキ「これはなんとなく、分かるだろ?」

アリス「はい。小説は字だけですから、誰が何をしているのか」

ユウキ「自分でイメージする必要がある。だから多くの本を読むことは大事だ」

アリス「まあ、これはよく言われていることですね……」


ユウキ「そうだが、ただ読めば良いってものじゃないぞ」

アリス「え? そうなのですか?」

ユウキ「独自の解釈を入れてみることも、大切だ」

アリス「独自の解釈ですか?」


ユウキ「例えば”この動作をした時に、どこに力を入れているか?”などだな」

アリス「描写されていないことまで、考える必要があるのですか?」

ユウキ「ああ。漠然と読んでいるだけじゃ、ふわりとしたイメージで読む」

アリス「動作1つ1鮮明に、読み解けということなのですね」


・頭の中で動きを真似してみる


ユウキ「これは逆に、漫画とかアニメとかを沢山見る方法だ。ゲームでもOKだ」

アリス「ええっと、頭の中で真似をしてみるとは?」

ユウキ「例えばバトルシーンとか。バトル漫画の動きを頭の中で再現するんだ」

アリス「パンチのタイミングとか、防御の仕方とかですか?」


ユウキ「うん。それを自キャラに置き換えて、動かしてみよう」

アリス「これに何の意味があるのですか?」

ユウキ「動作の例があるから、自キャラが動いている姿が鮮明になるんだ」

アリス「なるほど。確かに動き方は真似ですから、あとは容姿に集中出来ますね」


ユウキ「真似すると言っても、意外と難しい。表情とかも入れないといけないから」

アリス「頭の中で組み立てるのも、訓練が必要なのですね」


ユウキ「とまあ今回はイメージ力の、鍛え方を紹介した」

アリス「頭の中で物事を作るのは、骨がいりそうですね」

ユウキ「次回はそもそもイメージを、どうやって小説に活用するのかを紹介だ!」

アリス「一番大事なところですね。描写の精度が変わりそうです」


ユウキ「最初は大変だろうが、慣れると無意識にキャラの容姿、表情が浮かぶ」

アリス「イメージ力は後天的にも鍛えられるようです」

ユウキ「あくまで楽しまなきゃいけないから、苦しいなら特訓しなくて大丈夫だ!」

アリス「次回の内容も、無理に真似する必要はありません」


ユウキ「それじゃあ、みんな! 次回も宜しく!」

アリス「お願いします」

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