第17話  0から世界観を作ってみよう

ユウキ「今回はいよいよ、世界観のラストだ!」

アリス「確か、0から世界観を作るのでしたね」

ユウキ「その通り! 早速紹介した順に、世界観を作ってみよう!」

アリス「確か、まず以下の順序で作るのでしたね」


1.舞台設定(時代やファンタジーなのか?)

2.背景(その世界での常識)

3.特徴(その世界でしか、表現できないもの)


ユウキ「よく覚えていたな。まずはこの順序で、世界観を作るぞ!」

アリス「っと言われても、一体どうやって?」

ユウキ「最初に適当でもいいから、舞台の設定を決めるぞ!」


・時代劇なのか、現代なのか、近未来か、ファンタジーかを決める


ユウキ「今回はファンタジーを選択してみようか」

アリス「前回現代を選びましたからね。解説を変えるのですね」

ユウキ「まあね。次はその世界の常識を決めてみようか」


・モンスターが存在し、衛兵隊が街道を守っている


ユウキ「次になぜそんな常識が生まれたか、歴史を考えてみよう」

アリス「-1を考えるのでしたね」


・かつて存在した魔王の血が、動物に付着してモンスターが誕生した


ユウキ「これで世界観の土台は完成だな」

アリス「お次はどうやって世界観を、活かすのかでしたね」

ユウキ「前回解説した通り、主人公への影響を考えてみよう!」


1.どの世界なのか決める(リアルかファンタジーか?)

2.その世界の独自の歴史を決める

3.その世界の常識から外れた主人公を出してみる

4.常識外れの主人公を、暴れさせる

5.常識の壁に主人公をぶつける

6.主人公は壁をぶち破り、その世界の価値観を大きく変える


ユウキ「この時点で1と2は決まっているから、3からかんがえてみよう!」

アリス「この世界の常識から外れた主人公ですか……」

ユウキ「この世界の常識は、”衛兵がモンスターと戦う”だ」


3.村人でありながら、剣術に長けてモンスターを倒す主人公


ユウキ「こうすれば、常識外れな近藤が書けるだろ?」

アリス「なるほど。まずは常識を外せば良いのですね」

ユウキ「次に主人公に暴れさせてみよう!」


4.衛兵がやられ、村にモンスター侵入。主人公が圧倒的力で倒す


ユウキ「暴れさせるといっても、こんなもので良い」

アリス「とにかく主人公が他と違うと、表現できればいいのですね」

ユウキ「うん。次はこの主人公に、壁を用意してみようか」


5.衛兵にはなれないという、現実を突きつける


ユウキ「こんな風に、挫折や苦悩を書いてみるんだ」

アリス「ぐっと人間味が増してきますね」

ユウキ「最後にこの壁をどう乗り越えるか、考えてみよう!」


6.衛兵じゃなくても、村のためにできることがあると知る


ユウキ「こうすることで、物語に深みが出てくるだろ?」

アリス「モンスターと戦うのは基本衛兵。主人公は村人に過ぎない」

ユウキ「本来守られる存在だが、それでも自分に出来ることを行う」

アリス「確かに物語に深みができていますね」


ユウキ「これで世界観の構築は終わりだ!」

アリス「結構いろんなステップを挟みましたね……」

ユウキ「前にも言ったが、無理にこれに従うことはないぞ」

アリス「皆さんに合ったやり方で、世界観を構築してみてくださいね!」


ユウキ「次回はダイアログについて、解説していくぞ!」

アリス「ダイアログってなんですか?」

ユウキ「まずその解説から、次回行っていこうか」

アリス「それだけ解説が長いってことですね……」


ユウキ「それじゃあ、みんな! 次回も宜しく!」

アリス「お願いします」

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