執行編あらすじと解説文

○「執行編」あらすじ


 クライオの反リィア組織ではシェールがティロの扱いの他に、ライラによって運ばれてくる大量の出所不明金に悩んでいた。その頃ティロはシャスタと共にリィアの現役の特務リオと接触する。反乱直前に全ての代表者がリィアの首都へ集まることになり、シェールと付き添いのセラス、そしてティロがリィアに前日入りをする。


 翌日会場へ向かうとそこは地下で、閉所恐怖症のティロは階段を降りることも出来ずに会議に参加することができなくなってしまう。シェールはセラスと会議に参加し、他の代表者たちと当日の打ち合わせをする。その帰り、ティロはシェールに自決を仄めかすような不穏な言伝をする。


 不安になったシェールはライラに尋ね、ライラはティロの復讐計画について打ち明ける。話によるとティロは代表者会議の間にザミテスの妻と息子を殺してきたらしい。心配になったライラがティロを探しに行くと彼は一人で思い悩んでいて、相変わらずライラを突き放す。


 復讐当日、ティロは査察旅行から帰ってきたザミテスを待ち伏せして昏倒させる。目を覚ましたザミテスが見たのは、拘束されたレリミアだった。ティロは16年前の凶行についてレリミアを人質にザミテスを問い糾すが、ザミテスは明確な答えを拒否する。業を煮やしたティロは16年前に受けた仕打ちをレリミアに説明するが、レリミアはティロを信じなかった。ティロはザミテスとレリミアを穴に落としてその上から土を落とし、二人を生き埋めにする。


 復讐を遂げたティロをライラが迎えに行くと、疲弊したティロがいた。ライラは再度ティロの真意を尋ねるが明確な答えはなく、ティロは翌日そのまま失踪してしまう。



○キャラ動向


ティロ(24)


 消えました。一切の話をすることなく、無責任に消えました。


 執行編においてはザミテスへの復讐を遂げることを第一に動き回っていましたが、シェールに妙なことを口走ったりライラにキレたりとかなり情緒不安定になっていました。元から一人称が一定しない情緒不安定なのですが、いよいよライラも拒絶するなどかなり不審です。


 そして執行編で一番気になるのがシェールに託した「遺言」です。トライト家を抹殺するために妻と息子を殺してきたというティロが「子供に罪はないから助けろ」というのは一体どういう心境なのでしょうか? この矛盾した感情は一体どこから沸いてきているのか、というのもこの作品全体で何度か出てくる話になります。本人を問い詰めたいところですが、消えたので……。


 一体彼がどこへ何をしに行ったのか、というのもこれからの展開において大事になってきます。とりあえず死んではいないので安心してください。



ライラ(25)


 ずっとティロを心配し続けてきましたが、ここに来て明確に裏切られました。この後彼女がどんな心境になるのか、発起人として一体何をするのかは次回のお楽しみです。


 そしてレリミアに対して彼女自身も何かしら思うところがあったことが判明しました。彼女自身相当辛酸を舐め尽くしたような人生を送ってきているので、人生舐め腐ってるとしか思えない彼女を前にしていろんなことを思わないわけがないようです。ティロと一緒に彼女をどうこうするって言う話がなければ、すぐにでもトライト家の女中を辞めていたことでしょう。



シェール(27)


 執行編からメインで視点を担当してもらうのですが、彼自身にもティロ並に相当癖があることが見えてきました。今回で国王の隠し子であることは本人も認め、そして祖国が滅んでも何も思わないシェールが何故反乱軍なんか率いているのかという理由の一端として「完全にリィアを潰して自由を得る」というものがあることがわかりました。ただ、率いているオルドからの上級騎士たちがどうしてやってきたのかは定かになっていません。これはロドンの口からちょっと出た「ビュート・アルゲイオ」なる人物が関わってくるのですが、それは後ほど……。



セラス(19)


 困った義兄の面倒を押しつけられた妹天才剣士。今回名前が出てきた「ビュート・アルゲイオ」は彼女の長兄であり、基本的にクライオの反乱軍形成における黒幕であります。アルゲイオ家は長男ビュート、次男エルグ、三男レグ、四男セイフ、長女セラスとなっていて、シェールの妹と結婚したのは次男のエルグになります。アルゲイオ兄妹は後で父母含めて一家全員オルドの御家騒動のキーパーソンになります。ちなみに本編には一切関係ないのですが、首都の店先で買った小さい包みの中身はきれいなあめ玉で、後でセイフにあげたようです。基本兄思いです。



シャスタ(24)


 休暇編の最後に出てきたのですが、彼の真意もこの時点ではいまひとつ定かではありません。ただ一貫しているのは、ティロに対して常人には理解できないような何らかの感情を抱いていると言うことだけです。そして彼が何故ここにいるのか、というのが今後のポイントになってきます。ひとつだけ言えるのは、彼とティロは同類であると彼は思っているということだけです。



リオ(22)


 今回から登場したリィアの特務です。何やら彼女もティロに対して並々ならぬ感情を抱いているのですが、それが一体何なのかというのは今後明らかになってきます。



フォンティーア/シャイア


 二人ともほぼ名前だけ登場していましたが、以降反乱の中心的存在として活躍していきます。作中で年齢は明記されていませんが、シャイアはゼノスやザミテスらと同じくらいの年齢でフォンティーアはそれより少し年上です。ちなみにフォンティーアにやましいところはないですが、シャイアはティロを知っているみたいな話が出てきたりと、彼には何やらやましい事情があるようです。



リク/ロドン


 今回初めて登場した、ビスキとオルドの反リィア勢力の方々です。二人とも元々の公爵家(ビスキは公国)や王家に縁のある人物なのですが、それぞれ反乱とは別にそこそこの立ち回りが予定されています。ロドンの役回りは執行編で明らかになったとおり、オルド王家で何かしらのろくでもない事情があったことを示唆するものです。リクに関しては反乱とは別に大きな役割があることが既に休暇編で示唆されています。



トライト一家


 いよいよ粛正されたトライト家。明確に遺体が確認できたノチアはともかく、妻のリニアが具体的にどうなったのかは事件編ではこれ以降明らかになります。


 そして所在と処遇が明らかになったレリミア。娼館に売り飛ばされていたレリミアが一体どうなっていたのかは、想像通りで大丈夫です。そして何故か過去のことを語らなかったザミテスなんですが、彼にもそれなりの事情がありまして、これだけだと彼はああ言うしかないのです。一体それはどんな事情でああなったのかというのは今回の復讐では明らかになりませんでした。もう一回復讐があるのかということなのですが、ティロ視点では違ったアプローチが試みられる予定です。具体的には彼に口を割らせるためには娘を人質にするというだけでは不十分だったということで、更なる制裁が科される予定です。


 事件編ではトライト家の事情が今ひとつ明らかになりませんでした。ティロ視点に立つとまた違った世界が見えてくるのがトライト家の面白いところです。さてトライト家は何故一家全員ティロに殺されなければならなかったのか。その謎は全容編に持ち越しとなります。



○内容解説


《第1話》


「何なんだあの大金は!?」

→休暇編からやたらと景気のいいティロですが、積怨編ではやたらとライラに金貸してくれと言ってるあたり相当景気が悪いようでした。じゃあこの金はどこから沸いてきたのか!? ティロは「副業」をやっていたということですが、それほど儲かる「副業」の正体が気になるところです。



「ティロとシャスタ、リオの関係は?」

→元予備隊っ子です。予備隊で何があったのかというのは懐旧編で少しだけシャスタ視点が書かれていましたが、ティロに限らずこの予備隊というのはかなり大きな意味合いを持つものになっています。予備隊がどんなものだったのかというのは今後明らかになる予定です。



「シェールとセリオンの間には具体的に一体何があったの……?」

→実はここ、後でもう一回戻ってきて「なるほどそうだったのか!」となるところです。どうしてもこのタイミングじゃないとこの別れを入れることができないため、読者からするといきなり涙するみたいなシーンでぽかーんとしてしまうなあと思いながらも、やっぱりここでこれをやっておかないと後々機会を失うためにここで強行しました。



「どうして13年もこんなゴミクズの面倒見られたんだよ!」

→セリオンとシェールの関係については後ほど死ぬほどやるので楽しみにしていてください。シェールがどうゴミなのか、どうしてセリオンはそんなゴミを見捨てなかったのか、というのはこれから明らかになっていく部分なので次回予告みたいなものです。そういえばシェールも自分のことを「ゴミクズ」って言ってますが、他にも自分のことをゴミだって言ってる人がいましたね……?



「そんなに揉めるならセイフが護衛につけばいいのでは……?」

→はっきり言ってしまえば、セイフは護衛に行きたくないのでセラスに押しつけています。その理由はセラスの言動から何となくわかると思うのですが、「シェールと一緒にいるのが非常に面倒」だからです。



「ティロの身体からナイフが何本も出てきてるよ!?」

→基本的に暗殺者として育てられているため、仕込み武器の扱いはもちろん基本的にナイフの扱いも上手です。予備隊に引き渡される前はナイフで警備員を負傷させていましたね……。そう言えばレリミアを拘束する際は急に縄も飛び出していました。他にも彼の服の下にはいろんなものが隠れているようです。



「シェールとセイフセラスの関係性がよくわからないよ」

→シェールには妹がいて、その妹がセイフとセラスの兄さんと結婚したので、彼らから見ればシェールは義兄にあたるわけですね。ちなみに、シェールが隠し子という噂の出所は、シェールを養子にした家にかつて国王の婚約者がいたというところと異様にシェールと国王が似ているというところからです。でもその婚約者はシェールが生まれる前に亡くなっているはずなので、彼女の息子ではあり得ないです。ましてや妹なんているはずがないのです。その辺の簡単ないきさつは、とりあえず反乱後に明らかになります。



《第2話》


「シェール、さすがに喧嘩腰が酷いのでは?」

→今まではそういう場面がなかったので発覚しなかったのですが、本来彼は舌戦に対してはものすごく好戦的な性格をしています。セラス風に言えば「口が悪い」です。



「やはり君の母親はセレス・アルフェッカなのか?」

→シェールの事情は後々、なんですが懐旧編でもあったとおり彼にとって「母親」という話題は地雷のようです。余談ですが、何故シェールの生い立ちがここまではっきり語られず意味深で複雑になっているのかというのはいろいろと事情があり、後々この生い立ち自体がティロの一連の復讐劇にも関わってくるようになってきます。関係ないようですが、最終的に繋がっていきますので楽しみにしていてください。



「義兄様、手綱取れませんものね」

→この世界で馬に乗るのは、自転車に乗るようなものです。ティロやセラスのように従軍していたり騎士一家で育っていたりすればもちろん、身分の低いライラでも乗馬の仕方を学ぶ機会は十分にあります。そこでシェールだけ乗馬が出来ないというのは、よっぽど運動神経がないのかそれ以外の何か複雑な事情があるのか、ということになります。



「生まれで生き死にがどうこうなるっていうのは仕方のないこと」

→シェールは王の隠し子として生まれて壮絶な人生を送ってきたらしいことが暗示されたことで、生存そのものが罪であることもあるという考えを持っていることがわかります。それに対してティロは急に「親の罪を子が負う必要はない」と言い始めます。これはトライト家に対して復讐を行っている人の言うことだとするとかなりおかしいことになります。



「海にでも捨てて欲しい」

→ティロははっきりと復讐後にはどういう形であっても生きていないだろうという自覚があるようです。しかしそれを今まで復讐を手伝ってきたライラや昔なじみのシャスタではなく、何故シェールに託したのかというのも不思議なところです。シェールとティロが互いのことをどう思っているのかというのも今後の大きな展開のポイントになってきます。



《第3話》


「道に落ちていたの」

→事件編ではティロとライラの本当の意味での出会いは描かれてなく、ある程度仲良くなったところからスタートしています。ライラの供述によるとティロは道でゴミになっているところを「拾った」とのことですが、一体何があったのでしょう。時期としてはトリアス山から帰ってきた直後になります。その詳細はティロ視点で明らかになる予定なので楽しみに待っていてください。



「ティロはごみ捨て場で何してたの?」

→以前にも似たようなことが積怨編でありました。はっきり言って奇行としか言いようのない行為なのですが、何故彼がこんなことになっているのかというのもかなり複雑な事情があります。そして自分をゴミと自称していますが、事件編だけ見ているとどうゴミなのかわかりにくいところがあります。それはゴミなりに外側は一生懸命体裁を繕っているからなのですが、彼は実際のところとんでもないゴミカスです。その落差を事件編とティロ視点にあたる全容編で感じてもらうのがこの話の一番の狙いでもあります。



「はっきり言ってティロとライラはどういう関係なの?」

→休暇編でもシェールやセラスが何やら気にしていましたが、この二人の関係自体がこの作品の根幹にもなってくるものになっています。ぶっちゃけ付き合ってるのか否かということなのですが、この時点で彼らは明確に恋仲ではありません。互いが互いをどう思っているのかもはっきりとはやりとりが行われていません。じゃあライラはティロのことをどう思ってこんなことをしているのか、というのは今後明らかになってきます……。



「ダイア・ラコスをどうこうするのはどうしたの!?」

→リィアの政変を主導したダイア・ラコスは故人でオルド攻略後に亡くなっています。現在そのポジションをリィア王家に入れられた息子が引き継いだばかりというのが現在のリィアの状況で、そしてその息子には子供がいる、つまりダイア・ラコスの孫にあたるわけです。ティロは当初ダイア・ラコスをぶっ殺すと言っていたわけなのですが息子や孫に罪はないから……とここに来て弱気になっています。シェールとの会話でも明確に触れていますが、これはザミテスを憎んでトライト家全員を抹殺しようとしているティロの言動としては矛盾しています。さて一体彼の中で何がどうなっているのか、というのがわかればこんな面倒くさい話にはなっていないんですね……。



「何故ティロはライラを突き放したの?」

→あまりにも理不尽なティロの態度なのですが、根本的に彼は他人と交流することを強く拒絶しています。ここでひとつだけ言えるのは「自分と関わると不幸になる」というのは比喩でも自虐でもなく、本心からの発言だということです。



「僕はティロ・キアンだなって思い出しただけ」

→覚えている人がいるかどうかなのですが、休暇編で彼は自分のことを「ティロではない」「強いて言うなら亡霊」と言っていました。順当に考えれば彼には他に名前があるということなのですが、そうなると何故ティロを名乗っているのかという疑問が生まれます。ライラには心当たりがあるようですが、実はその心当たりは事件編では明らかになっていません。



「どうしても話せないこと」

→ゼノスには「いつか必ずお話しする」と言っていたのですが、ライラには「話せるだけ話す」にランクダウンしていました。実は彼の中の「話せること」と「話せないこと」はかなり複雑なことになっていて、もう何を言って何を言わないのかを取捨することも現状では混乱している状態になっています。



「死んだ方がマシよ……」

→消えたレリミアの所在についてですが、かなりろくでもないことになっていました。「最初は見ていた」とある通り、ティロはレリミアがどんな目にあったのかをしっかり見届けています。その辺はティロ視点で明らかになると思います。



「強い男の貴方に!」

→レリミアからすれば剣技の達人であるティロは誰にも害されない孤高の存在なのですが、ここまで読んできた方ならティロの背景にどうしようもなく弱いものが存在することがわかります。それがわからないレリミアの前に立つのがティロの弱い部分を知っている更に弱いライラというのも皮肉です。



「何故ティロはレリミアに直接手を出さないの?」

→当初から疑問に思っている方も多いと思うのですが、それこそがこの復讐劇の根幹に関わってくる大事なところです。わざわざ娼館になんか預けなくても自分でそれこそ何とかすればいいのでは、と思うところだと思うのですがティロにはそれができない事情があります。それこそがレリミアを狙う理由でもあるのですが、かなり深い深い事情になりますので本人からその意図が聞ける日が来るのを待つしかないです。



「ノチアはいつ殺されたの? リニアはどうなったの?」

→ライラの供述通り、シェールたちが代表者会議に出席するために首都に出向いた際にノチアを殺害し、リニアも手に掛けたそうです。それにしてもどうやってノチアの遺体をここまで運んだのかって話なのですが……??



「地下恐怖症のティロはどうやって穴を掘ったの?」

→それは……とくに捻りも何もなく非常に原始的な方法です。この時点で予測するのは難しいですが、ティロの隠された秘密の一端が深く関わってくることになります。



《第4話》


「エディア侵攻とエディア攻略、何か違うの?」

→リィア軍的には「攻略」、攻撃される国からすれば「侵攻」です。オルドの戦争でも同じように攻略と侵攻が使い分けられています。ここで彼が「エディア侵攻」と明確に言うことで彼がリィア側ではなかったことをザミテスに突きつけています。



「何故ザミテスはしらばっくれたの?」

→これははっきり言ってティロの誤算です。「娘を人質にして脅せば何でも喋るだろう」と言っていましたが、その想定を上回るザミテスのクズっぷりが炸裂しただけでした。そもそも自身のプライドと娘の命を天秤にかけられてプライドを優先させるような奴だとわかっていれば、あるいは本心をぶちまけたくなるほどザミテスを精神的に追い詰めることができれば、この事態は防げたことです。



「あんな酷いこと」

→襲われて生き埋めにされた、としか言えずに具体的なことはティロは一切語りません、というか語れません。ただこの時点で言えるのは、ティロが一家抹殺まで思い詰めるレベルの何かがあったということだけです。



「お姉さんが襲われたってことは、ティロも……?」

→賢明な方なら、ティロ自身もろくでもない目にあっているのではないかとヤキモキしていると思います。この件に関しては事件編では明らかになりません。何故ならこの件についてティロは頑なに語ろうとしませんし、ライラも何かを察してそれ以上触れようとしません。ただ、そういうことなんだろうなというのは現段階で察しておいてください。



「結局、何故一家を抹殺したのかは教えてくれないの?」

→ザミテスがレリミアに事件の全容を語らなかったため、頭にきたティロは全てをなかったことにしました。つまり、ティロが姉と埋められた件に関しても真相は土の中に葬られたわけです。もう二度とこの件に関しては彼の口から語られることはありません。



「ティロ・キアンなんていう人間は本当は存在しないんだよ」

→レリミアにも言っていましたが、彼の本名は別に存在するようです。ただ、何故そんなことになっているのかというのはしばらく教えてもらえません。




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