概要
ソレは格子の向こうにある三畳ほどの座敷に立て掛けてあった。
直樹は頻繁に体調を崩してしまうことに悩んでいた。
「じゃあ、良かったらうちの実家に来ない?」
彼女の亜実の提案により、二人は実家のある田舎を訪れることにした。
そこでは近々、邪気を払うお祭りが行われるのだという。
「じゃあ、良かったらうちの実家に来ない?」
彼女の亜実の提案により、二人は実家のある田舎を訪れることにした。
そこでは近々、邪気を払うお祭りが行われるのだという。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!異郷に迷い込むとどうなるか。
ふとしたきっかけで調子が悪くなる体質の直樹は、彼女から実家に来てみないかと誘われる。
そこでは近日中に「邪気を払う祭り」が催されるらしい。
自分の体質も治るかもしれないし、彼女との仲も進展させられるかもしれない。そう思って誘いに乗った彼は、知らなかった。
彼女の故郷は山の奥の奥、悪路の果てにある小さな村であることを。
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一話目から圧が凄い。
その圧は話が進むごとに大きくなっていき、読み終わった際に「やっと解放された」と思わせるほど。
結末もさることながら、過程そのものが不気味。
百鬼夜行に自分一人が「新人妖怪」として参加させられているような、もうともかく勘弁して…続きを読む