第21話 食うために仕事をする。仕事をするために食う。
なんのために食事をするのか。
これは、社会人として時間のなくなった自分の中で、結構大命題になっています。
社会人は時間が圧倒的に足りませんね。
フルタイムの仕事にプラスアルファに創作なんかしたら、もう残存時間はゼロです。
手が速い人はいいでしょうが、私なんかは、マイナス行ってます。
収支は大赤字で、いろんなものを犠牲にしている状態です。
こういう時間の使い方をしていると、食事をするという点においても、考えてしまうようになりました。
食事をするとは、エネルギーを蓄えると言うことです。
その蓄えたエネルギーは、基礎体温を維持するとか、細胞組織を更新するとか、そういう生きるために使われますけど。
そうやってすごい仕組みによってフレッシュになった自分を使ってじゃあ何をするのたと言うと、
ただの仕事です。
仕事が無駄だとは思ってません。
ただ、何のために食ってるんだろう、と不意に思ったりするわけです。
いつもの大したことない仕事をするために食事をしてるんだっけ、と。
「食うために仕事をする」の反対の考えですね。
そもそも何で食ってんだっけ?って言う。
食事は、基本的に、やむにやまれぬ本能によって摂取するものです。
だから、人間が動物である以上、本来はこんな考えはしても仕方のないのですが、
せっかく食事をするのなら、何かに使いたいなと思ってしまいます。
特異な貧乏性です。
だから、いつかは食事に値する仕事がしたいなとよく思います。
仕事のために食う。
そう思えるような仕事ができるなら、人生も楽しそうですから。
ところで、創作することは、今の私にとっては、まずまず食事に値するものです。
物語を作れるのは、普通のことではありませんし。
だから、結果的にですが、今の私は創作をするために食事をしていると言っても過言ではありません。
カッコつけると、創作をするために生きてると言えます。カッコつけすぎですけど。
でも、なんでそこまでして創作をしているのでしょうね。
ぶっちゃけ、自分でもよくわかっていません。
半分が、悔しさなのは確かです。
下手なままでいるのが嫌でやっているところがあります。
伊矢祖レナの半分は悔しさでできています。
でも、本当にそれだけ?
何かがあるような気がするのですが……
15分です。
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