第20話 集中のためにしてること


集中しすぎて人に呼ばれても気づかない人っていうのがいるらしいです。




はぁ?羨ましいですね!




私は、集中することが苦手です。

大概、自分で仕事をする時もあっちに気が散ったりこっちに気が散ったり

さぁ今日は何時間もやってやろうと思って、一文字書いて、よし良く頑張ったな!って飲み物を取りに行くことが多々あります。

全然盛ってませんガチです。


で、そんなんじゃマジでなにもできない、未来永劫物語が完成しないなと思ったので、いろんな集中をするための工夫をしてきました。



それを徒然なるままに書いていこうと思います



まず、私は自分が集中できない理由を、スマホが近くにあるからだと規定しました。

んで、スマホに鍵をかけることにしました。


物理的に鍵をかけるのです。巷にはそういうグッズが売ってるのです。でも、数千円する。

お金がないので、100円均一で自作しました。

チャックで締まる袋に穴を開けて、南京錠を通すって奴です。チャックが開かないようにするのが工夫した点です。



そうしてできた装置に携帯を突っ込んで取り出さないようにしたのですが、

そもそもビニール製の袋越しにもスマホがいじれることに気づいてしまった私。

結局、謎に見にくいビニール越しにツイッターを見る化け物が誕生しただけでした。



次に私は、そもそもスマホをいじるのが楽しいのがいけないのだと思って

ありとあらゆるいじる要素を減らしていきました。


SNSなんかは諸悪の根源です。

全てあいつが悪い。

だから、プライベート用のものは全部アカウントから消しました。


でもまだ油断できません。


私には、不意にtogetterを見てしまい数時間経っているというクソ仕様があったので、これもブロックするため、webサイトブロックアプリで開けないようにしました。

また、lineの広告からニュースを見始めて数時間経っているという我ながら意味のわからないムーブがあることにも気づき、こちらもYahoo!ニュースをwebサイトブロックアプリでブロックすることで対処。



こうしていくと、気づくのです。

人生は、何らかの情報の更新がないと、クソつまんねぇってことに。


私の家にはテレビがありません。

インターネットの全ても断捨離しました。

そうなってくると、外部からもたらされる新しい情報など、オタクお友達からのガチャ更新情報シェアくらいです。


人生が無味乾燥に感じ始めます。

実際、人生に味なんてないのかもしれない、なんて悟り始めます。

これをインスタント仙人と言います。



そうやって仙人になるほど自分を削ってようやく、人並みには創作の時間が作れるようになったですが、

その代償に、あまりに心がカスカスになっていくのに気づいていきました。

だから、猫の動画をインスタで見ることだけを許可しました。


こうして、自分のことを仙人と思いながらスマホ画面越しに猫を吸う化け物ワナビーが生まれたってわけ。

ホラーだ。



15分です。


最近は犬もオウムもリスもカピパラも吸って生きています。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る