第25話 寝すぎだよ~

 みさ、起きないよ〜。この姿勢でいるのもしんどいけど。腰が痛いな。こんなくっついて寝られると、起こすに起こせないや。辛そうな姿を見て、


【はい、はるとくん。これ腰に当てて】


ユキさん、これ、楽〜〜〜


【ユキさん〜素晴らしい!Amazing!】


【そんな大袈裟な…はるとは優しいね。ずっとみさちゃん、支えて上げてるもんね。いいな〜】


【じゃ、ユキさんは横にくる?肩に寄りかかっていいよ】


ヤバ!何て発言しちゃったんだ!これはずかし〜😵‍💫


【ごめん、真剣に受け取らないでください】


ユキさん、横に来たよ。


【じゃ、遠慮なく…はるとくんの汗かいてるから…ふふっ】


ユキさん、寄りかかって来たよ…緊張で汗さらに…


クー、すやすや…😪


ユキさんも寝ちゃって。俺動けないじゃん!!


※ムニャ…ムニャ…うーん、はると?※


【みさ、起きた?】


【まだ寝〜る〜うーん、すやすや…おやすみ😪】


 起きないな。どちらも。ユキさんってほんといい匂い。香水かな?


 みさも…クンクン…ユキさんとは違うけど、やはりいい匂いだ。それなのに、俺は、あー、シャワー入りたいよ。外は寒いのに、ここは熱帯夜。


【あー、気持ち悪い…】


【りな、飲み過ぎ…もう。しっかり歩いて!】


 りな達戻ってきた。るいさん、ご迷惑、おかけいたしました。るいさんが気がついて、


【あー、はるとじゃん!急にいなくなるんだもんな!…おい!ユキまで何してるの!】


【俺はいいから起こさないであげてください】


りなは、


【うー、ズルい…みさ!…うっ、気持ち悪…】


【るいさん、りな怪しいからこっちに来ないようにして!】


【もう面倒みんのヤダ!ワイン🍷飲もうっと】


【うー、はると…ズルい…みさ…ユキ…うっ】


 お前、ゾンビなのか?りな…なんだその歩き方…足痛めてるにしても。来るなよ、来るなよ、これ振りじゃないぞ!


【りな、吐きそうなら、またトイレ行ってこいよ】


【大丈夫…!ユキさんもくっついてるじゃん…うっ…はると…二人熟睡?…うっ…おえーーーーー🤮】


ほら、吐いたよ。るいさん、無視?


【るいさん、りなが…りなが!!!】


【吐けば楽になるでしょ。良かったね】


良くない!みさの足にかかったじゃーん!!


みさ、目覚めました…


【ん…はると、ごめんね。寝ちゃって】


【良いんだけどさ、あの、空いてる部屋あるかな?あったらさ】


【えー、はるとと同じホテルの部屋って…何か恥ずかしいねー、照れない?】


【みさ、それどころじゃなくてさ…】


【ひどくない?、それどころって!!私はね、ん?なにこれ?足に何かついてる…】


うわっ!りなの…触っちゃったよ、みさ。


【クンクン…ゲー、!何!!誰の🤮なの?】


【りなだよ。そこで寝てるじゃん。寝る前に吐いたよ。それがかかって】


【ギャー!!部屋空いてない?どこでもいいから!】


だから、そのことを言ったんだよ!!もう。


【とりあえず、聞いてきてよ。フロントに】


【はると、言ってきてよ…それ?ユキさん!!ちょっと起きてくださいよ!はるとに何で寄りかかってるんですか!ねー起きて!】


【みさ、解ったから、とにかくフロントに】


【絶対に起こしてよ。ユキさん、はるとにくっつき過ぎ!!ヤダヤダヤダ!】


【駄々っ子か?解ったから、早くフロントに!】


みさ、拗ねながら、フロントに。


俺達別れてるんだよな?確か?


さきさんの内容は明日朝に伝えようかな。


【はると、空いてた!良かった。すぐにシャワー入ってくる。はるとはどうする?】


【うん、俺はユキさんが起きないから、もう暫くここにいるよ】


【えー、起こしてよ!おかしくない?はるとの肩に寄りかかってさ。ズルくない?】


【だって、俺達別れたよな?別にいいんじゃない?ユキさんと付き合ってるの訳じゃないけど】


【あー、そうか…何か複雑だけどさ】


【それに、みさの部屋にさ、俺が行くほうがおかしいだろ】


【はるとなら良いんだけな。解った。じゃ、シャワー浴びてくるね。りなは?】


【悪いけど、りなも連れてってくれない?足、痛めてるからさ】


【解った…うぁ、吐いて寝てるの?服についてるじゃん】


【頼むよ、これじゃいずれにせよ、りなもここに、泊まるしかないでしょ?】


【解ったよ。ほら、りな、起きて…シャワー行くよ。もう、重いな…じゃ、はるとおやすみ】


ふ〜、疲れたな。みさ達には明日話そう。


ユキさんと二人か。寝顔可愛いな。


寝息も可愛い!髪もサラサラだね。


 何か怖い夢でも見たのかな?涙😢が、拭き取ってあげる。怖い夢って可哀想だな。よしよし、俺がここにいるからね…ユキさん。


 ゾクッ!なんだ、寒気が…風邪かな?違うか。何か視線を感じる。何だろう?


【はると、ユキのこと好きなんでしょ!私がいること忘れてたね!】


る、るいさん!!るいさんがいたんだ。忘れてた!! 


【はると、みさちゃんと別れたんだね。あーあ、飲みきっちゃった。ワタシも行こうっと!】


【空いてるかどうか解りませんよ】


【だって予約してあるもーん】


最初から泊まるつもりだったの?じゃ教えてよ~


【はるとは予約してないの?部家の空き確認しておこうか?ユキと同じで取っとこうか?ウッシッシ😁】


何だよ、その笑い方は。るいさん!!


あっ、起きちゃった…ユキさん。


【んー、寝ちゃったのか…怖い夢を見ちゃった。あれ、はるとくん?あっ、ごめんね。寄りかかって】


【いいですよ。ユキさん、泣いていたね】


【うわー、はずかしー。何やってんだろ、私】


………ユキさん、照れてるね………


【ごめんね、顔洗ってくる】


【るいさん、予約してたみたいだから、そこに。ルームナンバー聞き忘れたけど】















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