十一日目
第14話
朝起きるといつも聞かない音が聞えた。
それはまるで犬の鳴き声のようなものであった。
それがなんなのか確認するために自宅の窓から外を見てみると、そこには犬の頭を持った小型で人型の魔物の姿があった。
新しい魔物が増えたのかと思いながら窓から離れる。
ぱっと見ではそれ程強さを感じられなかったので、倒す分には何も問題はないだろうが、後で倒す時にどんな感じの魔物なのかはちゃんと観察する必要はあるだろう。
さて、そんなわけでまずは朝食を食べて朝のルーティンを熟すことにしよう。
朝のルーティンを終え外出をする。
犬頭の魔物…コボルとでも呼ぼうか、はそこら中に存在していた。
数としてはゴブリンと同じくらいか。
なのでゴブリンと合わせると、魔物の数が一気に倍に増えたと言うことになる。
それだけの密度になると戦闘時に複数の魔物を相手取って戦う場面が増えるだろう。
とは言え、今の私の能力であれば特に問題なく対処可能だろうが、まずはコボルとがどんな動きをするのかを確認するのが先だ。
色々と調べた結果、コボルとはゴブリンと比べて知覚能力が高い。
恐らくだが嗅覚に優れるのだろう。
私が慎重に近づいていてもある一定距離になると、鼻をヒクヒクとさせて私の方へと目を向けるのだ。
それと、戦闘尾能力に関してはゴブリンより弱い程度であった。
嗅覚による近くにより不意を打たれないようにすれば特に問題なく対処できるだろう。
そんなわけでゴブリンとコボルト狩りを本格的に始めようとしよう。
午前の成果はコボルトの生態を調べていたにも関わらずかなりの数を仕留めることに成功していた。
やはり魔物の密度が高い所為か、かなりの魔物と接触する機会があったためだ。
午前中の成果は、ゴブリンが百二十一匹、コボルトが百二十四匹だった。
これだけの数の魔物を倒しても私の体力はまだまだ有り余っており、レベルの恩恵をまた深く感じるのだった。
自宅に戻り昼食を食べSPを割り振った。
ステータス
伊勢開成
レベル162
SP21
スキル
身体操作6
徒手空拳6
身体能力強化6
魔力知覚6
魔力操作6
属性変換・水5
索敵5
隠密5
経験値92/162
徒手空拳を六に上げ、身体能力強化も六に上げた時、何か新しいスキルを取得できる感じがした。
なのでどんなスキルが取得できるか確認してみた。
その中から今後生存していく上で必須になるだろう二つのスキルを取得し強化した。
ステータス
伊勢開成
レベル162
SP1
スキル
身体操作6
徒手空拳6
身体能力強化6
状態異常耐性4
自然治癒力強化4
魔力知覚6
魔力操作6
属性変換・水5
索敵5
隠密5
経験値92/162
状態異常耐性と自然治癒力強化を取得し四迄強化した。
言葉の通りの効果だとしたら、かなりの強化となるだろう。
これで、余程のことが無い限りは死ぬ確率は減ったはずだ。
では、午後の魔物狩りに出掛けるとしようか。
探索は相も変わらずハズレばかりで、荒らされた住居ばかりであった。
殺されてしまった住民の皆様の冥福を祈りながらも狩りを続行する。
その結果午後の成果は、ゴブリンが百二十三匹、コボルトが百二十一匹の成果であった。
自宅に戻り夕食を食べお風呂に入りSPを割り振る。
ステータス
伊勢開成
レベル178
SP1
スキル
身体操作6
徒手空拳6
身体能力強化6
状態異常耐性6
自然治癒力強化5
魔力知覚6
魔力操作6
属性変換・水5
索敵5
隠密5
経験値64/178
状態異常耐性を六、自然治癒力強化を五に迄上昇させた。
二〇二〇年一月十一日二四時、いつものように黒い渦が現れそこからゴブリンとコボルトが出現した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます