レビューに関する四方山話
ネガい系の話題とポジい系の話題、どちらにするか迷ったのですが、今回はポジい系の話題にいたしましょう。
ネガい系の方が人気があるんですけどね。
私がそういうタイプだと認識されているが故のことかもしれません。
――正解です。
レビューに関してはかなり試行錯誤を重ねておりまして、失敗も何度かやらかしてしまいました。
その辺りの内容は近況ノートにたくさん御座いますので、お暇でしたらご覧下さい。
今回はポジい話ですので、やらかしについては言及いたしません。
私は基本的に、レビューで言及する部分は物語の前半部分のみですね。
従って、長編であっても早い段階で書くことは可能です。
――可能なんですが、やはり中盤でどんでん返しなどがあるかもしれないので、なるべく連載の半分程度までは拝読した後に書かせて頂いております。
もしくは、連載開始間もない場合は早めに書く場合もありますね。
その場合は「ぜひ、ご一緒に楽しみましょう」といった一文を入れております。
書くタイミングとしては、レビューに必要な材料が揃った段階で準備を開始するといったところですね。
まず重要な材料・その1〝作者様が作品の売りにしているテーマ〟
レビューはとにかく、「読み始めてもらうこと」そして「読み続けてもらうこと」が最重要です。その両方を達成するためには、やはり最序盤を乗り切って頂かなくてはなりません。
長編作品などでは、序盤は世界観の説明から入るスロースタートな作品もあります。そうした場合、なかなか主人公の目的や、売りとしているテーマが見えてこない場合もあります。
私はこうしたゆったりとした作品が好きなのですが、テンポを重視されるweb小説では見放されてしまいがちです。
ですので、こうした埋もれがちな名作は最優先で拾い上げたいところですね。
例えばキャラクタの魅力であったり、戦闘シーンのかっこよさだったり、心情描写の繊細さだったり。作者様が何を重視して執筆されているのかを掴むことが大切だと思っております。
「幸崎にレビューもらったけど、そこじゃないんだよな」
――と思われた先生方が居られましたら、こっそりと[削除済]などで[削除済]ください。修正いたします。
重要な材料・その2〝私が誉めるポイントを発見すること〟
当然ながらレビューを書くのは私ですので、私が重要視しているポイントが作中に無ければ書くことができません。
まずは〝世界観〟ですね。
胸躍るようなファンタジー世界でも、殺伐とした地獄絵図でも、とにかく世界観が頭に浮かぶような作品だと書きやすいです。
思わず「行ってみたい!」と思えるような世界ということですね。
魔法の世界でも、地獄でも、美しく描かれていれば行ってみたいと思います。
次に、私の基準での〝読みやすさ〟ですね。
これは小説の記法を
以前、『星と共に去りぬ』で言及しました通り、改行なし・句読点なしの小説であっても、私は読みやすいと感じました。
投稿予定だったレビュー文の下書きには、「独自の記法で執筆されておりますが非常に読みやすく、映像が頭の中に浮かびます」と書いてありました。
要は文字列が頭の中で映像化されるかどうか、なんですよね。
逆に読みにくい文章はなんなんだ――と申しますと、主に口語調で書かれているものですね。
「ら抜き」「一人称が自分」や「めっちゃ」「ヤバイ」のような言葉が出てくるタイプが多いでしょうか。
こうしたものは〝物語を読んでいる〟というより〝現実の人間が打った文字列を見ている〟ような気分になってしまうため、上手く脳内に物語世界をロードできません。
常に〝現実〟の存在がチラついてしまって没入できないんですよね。
作品世界とのリンクが「バチーン!」と切れて、外へ叩き出される感じです。
もちろん、作中の登場人物が話す分には問題ないです。
そういうキャラだと把握しますので。
ただ、一人称視点でこうしたものだと厳しいところですね。
重要な材料・その3〝印象に残った場面や見どころ〟
例えば、主人公が必死に立ち向かう姿がかっこいい・ヒロインが魅力的・あの悪役の生き様がお見事――そういったポイントですね。
バトルシーンが熱い・泣ける場面がある・情景描写が繊細で空気の香りまで伝わってくる、そうしたものでも大丈夫です。これも、大抵の作品には間違いなく存在しています。要は、私が見つけられるかどうか――なんですよね。
こうした材料さえ揃えば、レビューは書くことができます。
――時間さえあれば。
ストーリーやキャラクタといったものには触れていませんが、この二つは「すべての作品が無条件で優れているから」ですね。
カクヨム内にある作品はどれも、ストーリーもキャラクタも素晴らしいものばかりです。
逆に、私がレビュー内でこれらに言及している場合は、その作品のストーリーやキャラクタの魅力が頭一つ以上抜きん出ていると認識してください。
それは、間違いなく名作です。
キャラクタに関しては触れている作品が多いですけどね。
それだけ魅力的な人物が多いということで。
レビューに関しては今後も試行錯誤を重ねて参りますので、作品へお邪魔させて頂いた際には、どうぞお手柔らかにお願い申し上げます。
レビューを書かせて頂いている――という心構えをしておりますので、お礼などは結構でございます。
ただ、「作者が『いいね!』しました」の通知が来ると安心しますので、それだけ押して頂ければ光栄です。不要でしたら削除してくださいね。
長くなってしまいましたので、今回は以上となります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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