消失世界と遺されし無名の星

私はトップページ恐怖症を患っておりますので、基本的には「読み返し」か「自主企画」から読む作品を探しております。


トップページには見たくない文字列が数多ございますからね。

あくまでも自衛のためです。


そんなわけで。私は先日も、読み返しを切っ掛けに拝読し始めた作品を開こうとしたわけですが――見当たらないんですよね。


もしかすると、作品を一時的に非公開になされたのか?

そう思い、作者様のページを開いてみたのですが、こちらもエラーが表示される結果に。


前回の〝星と共に去りぬ〟のようなこともあるので、またしてもカクヨムを退会されてしまわれたのかとも思ったのですが、その作者様から頂いた★は減っておりませんでした。



はい。これらの状況が示す解答は「運営様からBANされてしまわれた」ということですね。


BAN――つまり強制退会処分を受けると、誰のものかもわからない★だけを遺し、名前のみが消失します。自主的な退会と異なる点は、対象者をフォローしていた場合、名前は残っているがアクセスが出来ないという状況が発生することですね。



カクヨムのBAN基準はかなり厳しめだとは聞いたことがありますし、誤BANという可能性も考えられるでしょう。

例えば、「家族と共用のPCで家族が自分の小説を評価したところ、複数アカウント所持による不正行為として処分を受ける可能性がある」と、いった感じです。


私も正直、これが恐ろしくて家族には創作活動を隠しているんですよね。

家族はスマホを使いますが、IPアドレスは同じですからね。

そもそも、読ませたところで否定と批判しかして来ないでしょうし、「私が書いた作品」としては読ませるつもりは無いのですが。



話を戻しますが――そのBANされた方の作品も、やはり面白かったんですよね。

コメディに見せかけた本格的なSF作品といった感じで、とても読み応えがありました。


ただ、なんとなく嫌な予感はしていたんですよね。

どことなく、作品から受ける印象が〝星消しの悪魔と真摯なる創作者〟で挙げさせて頂いた作者様と同じ類のものだったんですよ。


基本的に創作者という人種は、〝何かと同じ〟や〝何かと似てる〟といった評価を嫌う傾向にあります。ですので、これはそういった作品の内容の話ではなく、作品全体が纏う雰囲気というか、空気感というか――。

そんな、作品が放つオーラのようなものだと受け取ってください。


作品の傾向のみならず、私の『ミストリアンクエスト』へ評価を下さった時の読み方もまったく同じだったんですよね。その点でも、ちょっとした不安感はありました。また星消しをされるのではないか、という不安感ですね。


結果的に、無名の星を遺して下さったことでそちらの不安は無くなったのですが――。


やはり、残念ですね。

あの作品世界が失われてしまったのが。


こちらも前回の作品同様、検索すれば読むことは出来るかもしれません。

しかし、今の私には時間的な余裕が無いんですよね。


『ミストリアンクエスト』の改稿作業はまだまだ終わりが見えませんし、作業が難航していることでカクヨムでの読書も滞っております。

まずは何よりも、カクヨム内で読みたい作品が数多くありますからね。


現状は、読みたい作品の中から、お世話になっている先生方の作品を最優先で拝読させて頂いている状態です。あくまでも優先度をつけているだけであり、義務として読書を行なっているわけではありませんからね。時間があるならば全部読みたいです。


BANの原因が何であったのか、それは知る由もないのですが、とにかく残念でなりませんね。


このカクヨム世界から、またしても一つの世界が消えてしまった。

なんとも悲しいことです。


私の『ミストリアンクエスト』は、そんな失われた世界の復活を描いた物語だったりするのですが――それはまた、別の機会に語らせて頂きますね。


今回は、そんなお話でございました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。



補遺20231005-23:

やはりBAN対象者がつけた★は時間差で取り上げられてしまうようですね。

ほっと一息からのアスファルト叩きつけで、二重にダメージを負った気分です。

またしても『ミストリアンクエスト』の★が減ってしまい、創作意欲も危険域。

はぁ、なんとも世知辛いカクヨム世界よ。嘆息。

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