乗らない

 そうか、乗らないのか。残念だよ。


 じゃあ、次のジェットコースターに……


 何か聞こえない? 何かが走ってくる音だよ。変だな、ここには私たちしかいないはずなのに……



 ヴァー ヴァー



 なんだ、この音は? 君の腹の虫の音?



 ヴァー ヴァー ヴァー



 近づいてくるよ! あ、あれは! 化け物だ! 化け物がこっちに来ている!! 逃げよう!


 どうしよう、このままだと追いつかれてしまうよ。見て! あそこにゴーカート広場がある。メリーゴーランドも観覧車も動いたんだ。ゴーカートも動くんじゃないかな。走って! 走って!



 ◇ ◇ ◇



 あなたたちはゴーカート広場に向かった。幸いそこには化け物はいなかった。


 放置されたゴーカートからエンジン音が聞こえた。ラッキー! あなたたちはゴーカートに乗り込むと、アクセルを踏んだ。


 ゴーカートのスピードは、あなたたちの全速力よりは速かった。あなたたちはゴーカート広場をUターンすると、出口に向かった。


 化け物たちがあなたたちを阻む。それをあなたはゴーカートで突撃した。化け物の体はもろく、腕や足が簡単に吹っ飛んでいく。あなたたちはゴーカートに乗ったまま遊園地の出入り口に向かった。後ろから化け物が迫って来ている。さあ、どうしようか?



 『そのまま門に突っ込む』

https://kakuyomu.jp/works/16817330663384580032/episodes/16817330663472300678



 『降りて門をよじ登る』

https://kakuyomu.jp/works/16817330663384580032/episodes/16817330663463135761


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る