第7話

「お兄ちゃん!!」


「雪!!」


放課後にユキが迎えに来てくれている。


「一緒に帰ろう」


「オウ」


はたから見たら、兄弟なのに、仲良すぎるて、引くものも多いだろう。


雪は男装はかなり凝っていて、女装が似合うかも知れない男子くらいにはなっている。


いやでも、これが中身を隠していると考えると尚更、妄想が捗る。


「どうしたの?お兄ちゃん?」


「何でもない。」



よく考えたら、雪に同じ学校に来ないか誘った時に断られた時、俺はちょっとショックだったが、凄く納得の行く理由だった。


「お兄ちゃん、帰りにアイス食べない??」


「いいね」


いつも通りの、仲の良い兄弟の帰り道、なんだか


「何だか、お兄ちゃんに教えたから、デートみたいだね」


「・・・っ、」

最高かよ。


俺も今思っていた。

ユキも思ってくれていたのか、やばいなぁ。

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