第5話

「なんで、妹だって、隠していたんだ」


「そ、それは、お父さんと約束だったから」


「・・・」


今の一言でなんなくとわかった。


確実に問題を避ける為だ。


実は今の俺のような、弟だと思っていたら、妹だと知る。のようなことは他にもあるらしい。

それは、確実にこの超貴重な、女の子を大切に守る為だ。


雪は泣きそうな顔をする。


そりゃ、そうだ。今までずっと我慢していたんだから、


「・・・雪」


「お兄ちゃん!!」


俺は妹を抱きしめる。


本当に感触が女の子だ。(初めてだが)

また気絶しそうだが、我慢するしかない。


今は


「辛かっただろう。言いたかっただろう」


「うん」


「でも、よく耐えたなぁ」


「うん、耐えたよ、私頑張った」


そして、俺は何度も妹を褒めて、俺は気絶した。


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