第24話 巨大生物と非力な人間

【校舎】3階では中川なかがわ神田かんだが化け物Bと対峙している。


化け物Bは体が大きく、力も強かった。

さすまたなんかでは、押さえる事はできるわけもなく

壁にうち返される中川なかがわ


「ぐふ、なんてパワーだ、押さえることもできやしない・・」


遠くから、神田かんだが声を張って叫ぶ。

「大丈夫なわけないですよねえ!いま行きます!」

「来ないでくれ!いまじゃあ、この化け物は私をターゲットにしている。私は助からないだろう・・・」


「そんな事言わないで下さい!おい化け物!!こっち見ろ!!」

神田かんだは持ってきた椅子を投げる。

しかし、化け物Bには当たらず、手前で椅子は落ちる。


一度は神田かんだを見る化け物Bだが、すぐに中川なかがわを視線を移す。

そのまま中川なかがわに詰め寄ると

右手についている鎌で正面から中川なかがわを斬りつける。


肉は裂け血が噴き出し、倒れる。


絶句する神田かんだ


・・・・


中川なかがわの体は、影に吸い込まれるように消えていく。


また1つ命の灯が消える。


「お前らは、なんなんだよ!!なにがしたいんだ!!こっち来るなよ!!」


化け物にとって、人の命は別に特別な物ではないのか

それともなにか意味があって人を襲ってるのか


いまはわからない。

きっと答えはあるのだと信じたい神田かんだだった。

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