第22話 刹那・ 大崎 観

私の夢は看護師になる事。


幼い頃から体が弱くて病院に入退院を繰り返してた。

母子家庭だったため、あまり裕福ではない。

母親はスーパーのレジを打ち、その後に病院に面会に来てくれた。

忙しい中、面会に来てくれる事がとても嬉しかった。

会えない日は、泣くこともあった。

その都度、看護師さんに慰めてもらっていた。


あぁ、懐かしいなぁ。


大崎おおさき みるさんは大丈夫だよ。大きくなって沢山楽しいことが待っているよ」


看護師さんの言葉に勇気を貰い手術し元気になれた。

だから自分も救われたようにたくさんの人を救いたい。


この夢が私の生きる道だ



痛い、


これは痛みか、、、


私はいまどうなってるだろうか。


あぁ。


お母さん、ごめんなさい。。。



いまその夢が途絶えようとしている。



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