第13話 区民農園
「ただいま戻りました、食料は見かけたんですが、ダメでした」
「なるほどねぇ。まだここは避難できるスペースはあったから合流したかったな。でも君たちが行ってる間にいい情報が入ったぞ」
「どんな情報ですか?」
「丘を少し下った所に区民農園ってのがあるみたいだ、そこにもしかしたら手付かずの野菜たちがあるかも知れない今、
しばらくして、
「ありました!野菜も無事です!」
これが現役アイドルのスマイルか破壊力抜群、一瞬場に光がさす感じ。
(おっさんたちはこれでイチコロだろうな)
「これでしばらくは新鮮野菜には困らないが生産もしていきたい、野菜に詳しい人を避難者から探しておいてくれ」
畑で野菜に詳しい人はすぐに見つかった。
区民農園で野菜を作っていた家族が外庭のテントにいたのだ。
他に農業高校に通ってる生徒が3人。
このあと、畑の管理人として
区営農園を使っていた
家族構成は父、母、息子と娘。
父の
ほかの避難者が来て、横取りや揉め事が発生しないように
自分が畑で寝泊まりすると、
これで
農業高校に通う生徒は、城南中学校から畑に行き手伝うみたいだ。
他にも何人か、畑を手伝う避難者も現れ、
野菜の種などを近くのホームセンターに行けばあった。
畑の広さは、体育館4~5つ分くらいだ。
しかし一体いまは日本はどうなってるんだろうか
いつまでこの闇は続くのか、、、
不安を抱えながら今日も1日終わるのであった。
一方、東京・国会議事堂付近では、、、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます