第11話 駅ビルの観覧車

「うぉ、なんだこれ、観覧車が落下してるじゃねぇか!おい足元気を付けろよ。割れたガラスがちらばってやがる」

調査隊の1人、チンピラ風の小柄の男が声を出す。


この男、見た目はパンチパーマ(天然パーマらしい)、サングラスと派手な服で

見た目がイカツイが、子供には優しく

えんじ達が暇していると、トランプなど遊び道具を持ってきてくれた人だ。

名前は工藤くどうと言い、年齢は43歳。趣味は釣り、ちなみに彼女募集中である。


「ひでぇな、本当にここが?駅ビルの屋上にあったシンボルの観覧車が落下してるって事は、、、」


鴨下かもした工藤くどうの話を聞いて


「駅ビルは半壊してますが、間違いなくここですね。少し駅ビルの中を散策してくるので皆さんは外で待っててください」


「みずくさいな、おなじ釜の飯食った仲じゃねぇか?少し危険でも俺はいくぞ」


工藤くどうさん、危ないのでここは私に任せてくださいよ」


「いや、2人のが効率もいいし、お前ばかりに頼るのもわりぃしな。ここはよく買い物に来てたしビル内は俺のが詳しいかもよ?」


「わかりましたが、私の後ろからついて来てくださいね。これがライトと軍手です」


鴨下かもした工藤くどうに道具を渡す。

工藤くどうは軍手をし、ライトがつくか確認するとポケットにしまった。


「残った人で、周辺の散策をお願いします、神田かんださん皆さんを頼みましたよ」


どうやら鴨下かもした神田かんだを信頼してるようだ。


「では、行ってきますね」

「気を付けてねカモシー」

「おぃ、お嬢ちゃん俺にも優しい言葉はねぇのかよー」








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る