第9話 調査隊

「水はもうしばらく心配しなくても良いが、食料の確保が課題だな」

中川なかがわは頭を抱えていた


「そうですね、壊滅状態だった街に行って情報収集でもしますか?」


「行ってもいいかもな、メンバーは君、鴨下かもした君と医者の神田かんださん、助手で大崎おおさきさんとあと有志で行けるか聞いてもらえるかな?」


「わかりました。神田かんださん大丈夫だと思いますが大崎おおさきさんは、、、善処します」


鴨下かもしたは苦笑いをし【職員室】を出た。

それから【保健室】に2人を探しにいくのであった。


【保健室】は【職員室】の真下にある、中庭からも行けるようになっていた。


階段を下りて正面玄関に行く手前の廊下を右に曲がると【保健室】があり

鴨下かもしたはドアをノックし扉を開けた。


そこには背が高く肩幅も広くて体格のいい男がいた。この男が神田かんだだ。


「どうしました?またお腹でも痛いんですか?」


「いや、今回はちょっとお願いがありまして・・・」


鴨下かもした中川なかがわと話していたことを伝える。


「んー僕は良いですが、大崎おおさきさんはどうかな?」

奥から大崎おおさきがひょっこり顔を出す。


「それってなんか危ないんじゃ・・・」


「安全確認しながら行くから大丈夫だし、私も行くので」


「カモシーが行くならうちも行こうかな。頼りにしてるよん」


どうやら鴨下かもしたはカモシーと大崎おおさきから呼ばれているようだ。

最近のギャルはそんな感じなのか?っと鴨下【かもした】は思っていたし呼ばれ方も嫌いではないみたいだ。

むしろ親近感がわいて、嬉しかったのは内緒である。


他のメンバーは有志で学校に避難している中から10人ほど集めた。

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