第30話終業式の後

今日は終業式、朝から長い話しを聞かされて、正直めちゃくちゃ眠い。

(ふぁあー)


(何だよ、真二眠いのか?)

自分の席で、あくびをして居ると、友人である、古賀唯斗だ。

(何だよ、お前は眠く無いのかよ)


(そうだな、めちゃくちゃ眠い(笑))


(そうだろ(笑))


(所で、真二今日の予定は?)


(うん、特に無いな、明日はバイトだけど)


(腰越さんと、帰らないのか?)


(今日由衣は、塾だってさ)


(なるほど)


(で、何だよ?)


(あーあ、今日遊ぼうぜ)


(別に、良いけど何すんの?)


(何もしない)


(はぁ?)


(だから、何もしない)

意味が分からん、本当に分からん。

人を遊びに、誘っておいて、何も無いとは。

(何もしないて、何だよ)


(何もしないで、ただ海が見たい)


(じゃ、海の見える電車か)


(そうだな)


(でも、お前部活は?)


(今日は無い)


(そうか)


(決まりで、良いか?)


(はいよ)


(そうか、じゃ放課後に)

そう言いうと、古賀は爽やかに、自分の席に戻って行った。

その後は担任からの、話を聞いて、終わりになった。

(お待たせ、行くか)


(おう)

何時もなら、下駄箱に行くまでは、1人だが、今日は古賀が隣にいる、不思議だ慣れない。

(悪いな、腰越さんじゃ無くて)

隣を歩く古賀が、言って来た。

(はいはい)

そんな、下らない話して居ると、下の下駄箱に付いて、靴を履いて外に出た。

外に出ても、男子高生丸出しの、下らない会話をしながら、海の見える電車の駅に、向かう。

少し雪がチラつく中ら歩いて大体10分、15分くらいだろうか、下らない話しも、丁度クライマックスになった所で、駅に付いた。

(めちゃくちゃ、話したな)


(そうだな)


(さっきの話し、腰越さんに〜)


(やめてくれ)

本当に、やめて頂きたい。

あんな話を聞いたら、、、

想像したくない。

(じゃ、乗るか)

こちらの気持ちなど、知るはずも無い古賀 音ひは改札を通て居た。

(ちょま)

しばらく待って居ると、雪のを車体に付けた電車がやって来た。

電車は、反対側に降りる人を、下ろして、間もなく、乗る方のドアを開いた。

(乗るか)


(そうだな)

男二人、隣りに座るむさ苦し、状況の中、電車は出発した。

古賀が海を見たいと思う反面、外は一面の雪景色。

そんな車窓を眺めながら、電車は目的の駅に付いて、俺たちは改札を出た。

(いや、雪だな)


(どうする)


(戻るか)

古賀は笑いながら、言いった。


(そうだな)


(いや~見たかったな、海)


(そもそも、冬に来る場所じゃ、ね〜よ)


(確かに(笑))


(ありがとうな、真二)


(どういたしまして)

そうして、俺たちは目的こそ、果たせなかったが、まぁここら辺では、珍しい雪景色を見れたから、良しとしよう。


























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