第23話縁結び

通学途中、急に由衣が。

(ねえ、放課後て、暇?)


(特に予定は、無いぞ)


(どうしたんだ?)


(久しぶりに、ちゃんとした、デートをしましょ)

確かに、最近はデート見たいな、罰ゲームが多かったから、まともなデートは本当に、久しぶりだ。

(喜んで、どこ行に行くだ?)


(島の神社よ)


(由衣さん、あそこ縁結びだよ)


(それくらい、私も知ってるわよ)


(じゃあ何で?)


(あんたが、浮気しないよに、私との縁で拘束するためよ)

由衣はいったて、平然と俺に話して来た。

(ハハ、そうか)

改めて、浮気をしないように、肝に命じた。

とは言え、由衣とのデートと言う事に、間違いは無い、午前中から、放課後の事を考えてしまって、余り授業が入って来ない。

そんな一日が終わって、お待ちかねの放課後だ。

俺はワクワクしながら、何時もどうりに、下の下駄箱に行くと、やはり由衣が先に待っていた。

(お待たせ、しました)


(デートで、女子待たせるなんて、最低よ貴方)


(本当に、すいません)


(分かればよろしい)

由衣子どもに言って聞かせる、言い方で、俺に、お説教をして、歩き始めた。

(由衣さんと、デート楽しみだなー)


(はぁ、貴方子どもじゃあ、無いだから)

由衣は呆れたと言う、目で俺に言って聞た。

そうして、学校の最寄り駅に付いた。

そこから、海の見える電車の改札に行くと、丁度電車が来ていたので、乗り込んだ。

電車の中は、以外に空いていて、二人で座って夕日を見ながら、目的の駅に行けた。

付いた最寄り駅から、さらに10分くらい歩くと、夕日に照らさた、目的地の島に付いた。

(やっぱり、少し遠いな)


(そうね)


(行くか)


(そうね)

目的地の神社に行くには、急な階段を登ら無ければなら無い。

俺と由衣は、二人で並んで、色々話しながら、階段を登った。

大体10分くらいで、神社の本殿に付いた、いつ目なら、参拝客が並で居るが、今日は平日の夕方と言う事も有り、ほとんど並ばずにお参りを済ませてテラスに移動した。

(余り混んで無くて、良かったわね)


(そうだな)


(真二、今日ありがとう)


(何だよ、こちらこそ、ありがとう)

お礼を言いたいのは、こっちの方だ、こんな俺の彼女で居てくれて、俺はこいつが彼女で良かったと、つくづく思う。

(何よ、私の顔何か付いてる?)

そんな事を、考えて居ると、気付かない間に、由衣の顔を見てしまっていた。

(何でも無い、降りるか)


(そうね)

行きとおんなじ様に、階段を降りた。

(だいぶ、暗くなったな)


(そうね)


(由衣、また来ような)


(そうね)

隣を歩く由衣の、楽しそうな表情を見て居ると、自分が世界で一番の幸せを、噛みしめる、帰り道だった。

























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る