第22話体育祭

今日は体育祭、家の高校は秋の時期に体育祭をする。

まぁ、運動神経皆無の俺からすると、地獄以外の何ものでもない。

(はぁ)


(何よ、朝からため息何て)


(いや~体育祭やだなーて)


(そうかしら?)

由衣は勉強も出来て、スポーツも出来るし、性格も優しい完璧超人だが、強いて言うなら、素直じゃない所くらいだ。

(はぁ、由衣には、分からんだろな)

その問に、由衣は何の事と、首を傾げていた。

(はぁ)

そんなこんな、有りながら学校に付くと、やはりと言うか、何て言うか、学校の雰囲気は完全に、体育祭一色だった。

校庭には親達がいて、クラスに入っても、鉢巻を巻いたり、競技の順番の確認を皆がして居た。

(あ、小湊君!こっち、こっち)

クラス委員長の飯田咲に呼ばれて、

(ほーい)

委員長達とは、リレーの順番を再確認して、その後担任が来て、簡単な朝礼の後校庭に出て、開会式をして、体育祭が始まった。

徒競走、借り物競走、さまざな競技を行ない、両チーム僅差のまま、お昼休憩が始まった。

お昼るは、由衣と食べた、母親が作ってくれた、唐揚げが美味かった。

そして午後、俺の出る競技は、学年対抗のリレーだけだ。

(真二)

陣地で座って居ると、古賀唯斗が話しかけて来た。

(何だよ)


(リレー転ぶなよ笑)


(へい、へい)

古賀大先生の、ありがた〜いアドバイスの間に、女子のリレーが始まった、由衣はアンカーで見事、一着だった。

そして次は、最後の競技の男子リレーだ。

コースに出る為に、並んで居ると由衣と目が合った。

コースで待って居ると、一人また一人と自分の番が、近づいて来た。

何時もなら緊張してしまうが、何だか緊張しない。

そして、自分の番頑張る来た、俺たちの組は、2位で回って来た。

まぁせいぜい、2位をキープして、考えて居ると。

(小湊、よろしく)

バトンを渡された、走った、 人生で一番走った、足がもげても、歩け無くなっても良いくらいの、気持ちで走ったがゴール手前で。

(アッ)

全力で走って居たから、石に気付かないかった。

その後は、保健室に運ばれた。

幸い怪我は大した事は、無かったが、悔しいやら、情け無いやらで、しばらく突っ伏して居たら。

(失礼しましす)


(由衣?)


(怪我、大丈夫?)


(あ、大丈夫だ)


(それなら、良かった)


(別に、体育祭くらいで、あんまり落ち込まないのよ)

由衣がそう言いって来て、落ち込んだ、気持ちが楽になった。

(ありがとう)


(おお)


(帰りましょ)



(そうだな)

その後は帰りながら、転けた事を、由衣は楽しそうにいじっられて、火曜日に学校に行くと、古賀からも。

(やっぱ、転けたな)

とイジられた。










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